疎かにしたある時間の報い
お前がいつか出会う禍いは
お前が疎かにした
ある時間の報いだ
ナポレオンの言葉だそうだが
なるほど、そういう考えもあるなと
思うと同時に
しかしなぜそんな禍いを得なければいけないんだとも思う。
ひとは意味を持たせたがるので
僕ももれなく、それは自分のためだとか
成長のためだとか、乗り越えられる試練しかその人に与えられないのだとか
自分や他人から言われる言葉で、そう思うことをしている。
問題はその禍いというか、辛いと思う現実に
明日起こるであろう悲しみに、不安に
囚われて気力が出ないということだ。
元気が出ない。
誰に、何を、言われようとも。
わからない。勇気づけてくれる人が、今は周りにいないからだろうか。
僕自身の言葉は小さいので、耳を傾けようとも、すぐ忘れる、聞こえない。
いつか聞こえるようになるのだろうか。
人に勇気づけられるような言葉をかけられるようになるのだろうか。
僕が陥っている禍いというのは
ある人にとっては取るに足らないことだろう
もしかしたら、少し前の僕にとってもそうかも知れない。
でも今はまったく駄目だと思う思考から抜け出せない。
笑わない。
泣かない。
そんな人間だったか、僕は。