【カナダのオーロラ】写真ど素人だけど、旅行業界人の私が語るオーロラ写真撮影
こんにちは、ナビツアーです。
突然ですが、
皆様は
なぜオーロラに興味を持たれたのでしょうか?
外での観察なので、
割と他人との距離がコントロールできるという
衛生的な観点からでしょうか?
それとも
オーロラという自然現象との
一期一会のチャンスを
狙われているからでしょうか?
パンデミック後、
日本からのカナダ旅行の傾向を見てみると、
オーロラとプリンスエドワード島が
強い牽引力になっているなという印象です。
それほど人を魅了してやまないオーロラ。
今回は
オーロラを写真で捉えるということについて
写真は好きだけど写真素人の旅行業界人が
思うことをお話ししてみたいと思います。
大原則
まず、大原則があるんですが。
「オーロラはテレビやYoutubeで見る姿で肉眼に映るとは限らない」
と言うことです。
割と多くの方が、
オーロラは、見える時はめちゃくちゃ明るくて空にゆらゆら、
カーテン状に見えると思っておられます。
もちろん大爆発と呼ばれるときはそのようなこともあるんですが、
基本目で見える光と、カメラで捉えられる光は違いがあります。
デジタルカメラの設定
最近のiPhoneなど、
画素数も、レンズの機能も
上がっている携帯電話では
オーロラを撮影できることもありますが、
カメラマンが本やSNSで上げている様な
オーロラを撮影するには
一眼レフなど高性能カメラが必要です。
基本は自分のカメラの中で出来うる限り
「f値は最小、シャッター遅め、露出とISOは最大」
一眼レフの場合、
フォーカスはAFからMFにし、
ピントは無限大。
撮影モードはM(マニュアル)に設定。
シャッタースピードは遅くして
ISO値を800以上に設定します。
f値は最小にしておいてください。
コンパクトカメラをお持ちの方は
マニュアル設定がない場合、
夜景、花火、星空モードなどで
設定してください。
iPhoneや携帯のカメラ機能での設定
「f値は最小、シャッター遅め、露出とISOは最大」
この基本に従うために、携帯電話のカメラ機能で撮るときは、
ナイトモードの秒数は最大にしておいて、
フラッシュをオフにします。
たまに、良いオーロラが撮れそうな時にフラッシュをオフにし忘れていると
周りの視線が突き刺さります。
三脚は必要か?
あった方が良いです。
露出が最大で長いので、手だとブレる確率が高い。
そうすると、オーロラっぽいけど、なんだか心霊写真みたいに
ぼやっとしてしまいます。
貸出しているところもあまりないので、
写真にこだわる方はマイ三脚お持ちください。
ない場合は、観測地点で、カメラのブレを最小限にできるような
手すりの上や、高さ調節ができるようなものを調達しましょう。
下手なりの手段
上手い方が同じ日に観測している場合もあります。
そう言う場合は、教えてほしいと聞くのも手です。
私も聞きました。
オーロラは待ってくれない
自然現象なので当たり前ですが、
オーロラは出る時はいきなり出ます。
「あと1分で出ますんで、スタンバイお願いします」
とか言ってくれません。
ですので、観測地に行ったら、
カメラはいつオーロラが出て来てもOKなように
スタンバイさせておきましょう。
冬に注意
冬は、待機している小屋と外気の差があまりにも激しいので、
結露がレンズの中に溜まってしまう恐れがあります。
ですので、体育着入れみたいな大きな布バッグや、
大きいジップロックなど袋状のもので、
カメラを保護するものを持っていくと良いです。
イメトレ大事
ご紹介しましたように、
オーロラは事前準備や、運が
関わってくるものだということが
お分かりいただけたと思います。
観測地は、都心から離れ郊外にあり、
Wifiも電波もないところも多いので、
下調べはきちんとしていかれることを
お勧めします。
下調べの際に、
お気に入りのオーロラの写真を撮られている方を
見つけたら、ぜひ、
「ISOとシャッタースピード」を
メモしておいてください。
割と載せてくれてます。
現地で合わせる値を大体決めて
到着したらその値から星などに焦点を合わせて、
基礎設定をしておきましょう。
プロの方が色々撮影方法を
ブログで伝授されてたりもしますよ。
「オーロラ」「撮影」などで検索してみてください。