東京都美術館「印象派 モネからアメリカへ」
東京都美術館の「印象派 モネからアメリカへ」を訪問。作品の写真撮影は不可のため、感想のメモだけ。
モネとも交流し、印象派をアメリカに伝えることに貢献したジョン・シンガー・サージェント。肖像画を得意としたそうだが、「キャサリン・チェイス・プラット(1890年 ウスター美術館)」は、ドレスの白が美しくて印象に残った。
アメリカの印象派として代表的なフレデリック・チャイルド・ハッサム。「コロンバス大通り、雨の日(1885年ウスター美術館)」は、雨に濡れた石畳みが特に美しい。フランスの印象派と違って、自然というより、都会的な街並みが描かれる。
日本の作品では、久米桂一郎の「秋景(1895年久米美術館)」も印象に残った。フランスの印象派を和風に解釈し、落ち着いた色使いや浮世絵を思わせる構図とも思った。
印象派というと狭く考えがちだったが、世界に影響を与えていった様子がよくわかった。
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