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高配当株を求めて!その1

ここ最近、日経平均の変動が激しくて、株式投資にヒヤヒヤしている方も多いと思います。
今回は、長期投資をする上では、重要な配当に関してもう少し深く考えてみたいと思います。
配当金に関して前回概要をさらっと説明しました。
もう一度復習してみましょう。



配当金って何?


ざっくり復習すると、配当金とは、ある時期に株式を持っていると、企業が株主に支払うお金のことです。

日本では、通常3月と9月の半期の2回でで配当金が支払われ、アメリカだと、通常四半期ごとの4回配当金が支払われます。

前回のスライドを用いると以下のようになっています。
アメリカと日本では、配当金がもらえる回数が違うことぐらいしか変わらないのであまり、大きな意味の違いはないと思ってください。

高配当株のメリット

長期投資をする上では、株はいつも市場という荒波にいます。
この荒波の中で、自分の資産をどのようにリスクヘッジしていくのかが重要です。
リスクヘッジするという意味で一つの方法は高配当投資です。

高配当株投資の良さを挙げれば以下のことがわかります。

  1. 高配当銘柄は、暴落に一般的に強く、あまり株価が他の株よりも下がりにくいという特徴がる。

  2. 高配当株は、暴落が起こったても安定した配当がある。

  3. 高配当投資は、株価が暴落した際に、損を減らすことができます。

特に1と2は投資家にとっては、非常に重要な精神安定剤になるという役割を果たしています。個人的には、投資家が冷静な判断をするためには重要になっているのではと思っています。しかし、もちろん高配当株ならではの弱点が存在します。


高配当株のデメリット


以下の図がある企業の利益を得た際に高配当企業のお金のフロー図です。(もちろん利益の一部を貯金することもあります。)

図を見ての通り、一般に高配当銘柄は、企業で得た利益の多くを株主に配当金という形で還元しているところが多いです。

図を見ると以下のことがわかります。

  1. 企業が稼いだ利益の多くは株主に支払われるため、設備投資に多くのお金を投資することができないこと。

  2. 業績が悪化した場合利益の多くを株主に還元しているため、減配(配当金が減ること)、無配の恐れがあること。

  3. 業績悪化により減配や無配になった銘柄は配当金の魅力で株価を支えていた。そのため、高配当という魅力がなくなり株価が暴落する可能性があること

といった具合です。
一つずつもう少し考えてみましょう。

1の設備投資が多くのお金を投資できないことに関して以下のように考えられます。

企業が稼いだ利益の多くは株主に支払われるため、設備投資に多くのお金を投資することができない
                 ↓
設備投資をしっかり行っていれば、長期的に見れば、より多くの利益を上げることができたかも
 ↓
株価の上昇やより多くの配当金により株主に還元することができる可能性がある。

といった具合にまだその企業には、ポテンシャルがあるのにそのポテンシャルを発揮できないままになってしまうのです。

2の減配や無配になることに関して、これは高配当株を持つ投資家にとって一番恐ろしいことですよね😭

業績の悪化が一時的ならまだしも、それにより、株価が暴落したり、配当金が減るというダブルパンチで中々きついのかもしれません。
今回は、中々長かったのでこれくらいにして、次の記事では、金融知識について一回解説をしたいと思います。


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