雨よ何故降る、悲しみでも洗い流したいのか


起きてまず向かうのは、マクドナルド。何故ならお手軽で格安に朝ごはんを食べながら携帯やパソコンを充電しつつ多少居座ることが可能な神の空間なので。


コーヒーとマフィンを味わいながら作業しているうちに、雨が強くなってきた。これはまずいな、もう少し弱くなったらその間に出るか――なんて呑気なことを考えているうちに、雨足はありえんくらいに強くなってた。たぶんこれはどうしようもないな、と待つのを諦め、渋々マックを飛び出す。流石にマフィンとコーヒーで居座っていい時間は超過していたし、追加注文してマックの硬い椅子に座り続けるのも少し嫌だったので。






通知来たから見てみたけど、記録的短時間大雨情報ってなに???やば、ウケる。



目指すのはすぐ近くにあるクソデカイオンである。再三再四言っているが、イオンは、えらい。何故ならイオンさえあれば、人は死ぬことがないので。できるだけでかいイオンのある地域を通って旅をしたい。


マックを飛び出してすぐ、道路上の大きめの窪みが障害となって襲い来る。大きな水たまりとなったそれは、最早川だとか池だとかそんな呼称が相応しい。くるぶしが跳ねた水で濡れまくるのを無視して、ただひたすらイオンへと走る。たったの数百メートルがこれでもかというほど長い。


ようやく軒下に逃げ込んで、軽く水滴を拭いて、傘からはみ出してぐっしょり湿ったリュックサックにげんなりしながらイオン内部に逃げ込んだ瞬間、もっとげんなりした。数日前より遥かに人が多いのである。


それもそのはず、何故なら今日は祝日。曜日だとかが何も関係ない旅人という身分故に完全に失念していた。そりゃ混むわ。


人が多すぎて、入ろうとしていたスタバもバーミヤンも順番待ち状態だった。これから夕方であることを考えるともっと混んでくるだろうし、そうなると居座りづらいので入りづらい。諦めてその辺の休憩スペースで時間を潰して、雨がようやく収まってきたのでサイゼリヤに逃亡。昨日と同じ店員さんに遭遇してしまい、若干の気まずさを覚えるなど。恥ずかしくなってきたので、ご飯とワインだけ味わって逃げるように店を出る。行き着く先はマクドナルド。金欠旅人なのが情けないよ~、明日には晴れて動けるはずだから許してくれ~~~



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