石川祐希・イタリア現地メディアLa Gazzetta dello Sportインタビュー
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※翻訳はあくまで趣味の範囲であり、誤訳が含まれる可能性もあることを了承いただきお読みください。
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「Interはチャンピオンズリーグを、Milanoはバレーボールのスクデットを獲得する。選手もスタッフも、そしてクラブも、それを信じています」
石川祐希は堂々としている。日本代表の27歳のキャプテンは、イタリアで8シーズン目を迎えている。Modena、Latina、Siena、Padovaでの経験を経て、2020年夏、ミラノにやってきた。
そして今、イタリア王者Civitanovaとのスクデット準決勝で、彼はMilanoを率いて、2001年以来この街で欠けている(Asystel MilanoはSisley Trevisoに3試合で敗れた)リーグ決勝を追い求めている。
―なぜInterを応援しているの?
石川「昨年はMilanとinterのダービーを見に連れて行ってもらい、今年はネッラズーリ(Interのこと。ユニフォームが黒と青のためそう呼ばれる)を見るためにサンシーロに帰ってきました。今では私のお気に入りのチームとなり、シーズン中、私たちは魔法のような時間を過ごしています」
―Milanoはとても国際的なチームです。キューバ人2人、フランス人、アルゼンチン人、日本人、イラン人。このグローバル化のメリットは何でしょうか?
石川「このような文化のミックスは、私たちのチームにとってアドバンテージになると思います。スポーツの言葉は世界共通であり、勝つためには『チーム』でなければならないことを私たちは知っているからです。世界中で同じであるための方法です」
―ミラノには、石川の前にもう2人の日本人がいた。InterではDFの長友が、MilanではMFの本田がプレーしていました。彼らと会ったことはありますか?
石川「日本ではとても有名な人たちで、私は彼らのことを知っていますし、心の中ではMilanoの勝利を通して、彼らも私のことを知ってくれることを願っています」
―レギュラーシーズンとはうってかわって、プレーオフはエキサイティングだった。何が変わったのだろうか。
石川「夢のようです。Perugiaを破ったので、この先は何が起こるかわかりません。多くの人が絶望的だと思い、その代わりに偉業を成し遂げた信じられないようなシリーズになりました。
この1年間、私たちはフルパワーで長時間働くことができませんでした。常に誰かが体調不良に陥っていたのです。最初はピアノ、次はロセル、そして最後はコロナで数人が陽性反応を示しました。しかしプレーオフが始まってからは全員が調子を取り戻し、今その成果が表れているのです」
ー日本では、スポーツ雑誌で活躍が語られている。リーグ戦の解説をすべて配信しているストリーミングプラットフォーム「volleyballworld.tv」では、髙橋藍が出場するMilano戦とPadova戦に日本語の解説者を配置しています。プレッシャーを感じていますか?
石川「私の国の誰もがイタリアリーグを見ることができるというのは嬉しいことです。私にとっては、歴史的な目標を達成する理由がまたひとつ増えました(※編集注:ミラノのバレーボールチームはまだ優勝したことがない)」
―日本が夏のオリンピック予選をリードするだろうか。
石川「私は2年前から日本代表のキャプテンを務めていますが、チームの中でこの仕事を任されるのは光栄なことです。2022年はあまり良い成績が残せませんでしたが、今年はパリ五輪への切符が目標です。私たちの強みは、イタリアリーグでの経験です。自分はMilanoで、髙橋はPadovaで、そして西田は昨シーズンViboで。このリーグでプレーすると、他のリーグで再現不可能な経験をすることができます」
―昨シーズンからMilanoはパオロ・ポッロという若干21歳の若者がチームの司令塔になりました。そんな若いセッターと一緒にプレーすることは、これまでにもあったのでしょうか?
石川「今回が初めてですが、昨年はあまりうまくいかなかったというのが正直なところです。それからいくつかの変化があり、今はとてもうまくいっています。彼はコートの上では年齢とは裏腹にとても成熟した、明晰な選手です。私たちにとって価値のある存在です」
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