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インタビュー:マッテオ・ピアノ「私の人生は、未舗装の道」

元記事:https://www.volleynews.it/lestate-speciale-di-matteo-piano-la-mia-vita-e-una-strada-sterrata/

見出し写真:Allianz Powervolley Milano

※翻訳はあくまで趣味の範囲であり、誤訳が含まれる可能性もあることを了承いただきお読みください。

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「Milanoは私の『特別』です」

これは、マッテオ・ピアノが自分で選んだ街と、5シーズン連続でキャプテンを務めるMilanoというチームに捧げる言葉である。

「この街は、私に多くのものを与えてくれました。時間が経つにつれて発見があり、他の場所では味わえないような生活をしています。

Milanoというクラブは、私が特に愛着を感じているホームであり、家族であり、私に大切なバレーシーズンを与えてくれ、今季もここにいることを選択しました」

―『私の人生は、未舗装の道を歩んできました…』

「アイリーン・グランディ(イタリアの歌手)のフレーズをこの夏に書き直したもので、私の道を現した言葉です。
私は未舗装の道が好きです。レース用の自転車やビーチサンダルでは歩けないような道です。
その道を歩くには激しく生きなければなりません。一歩歩くごとに汗をかかなければならないような、そんな道が好きなのです」

―2ヶ月前、ピアノは東京(オリンピック)から帰ってきた。

「東京は楽しかったです。私はすでにオリンピックを経験しており(2016年リオオリンピック)、どんなことに直面するかはわかっていました。
だからこそ、オリンピックと自分を取り巻く状況全体に安心感を持とうとしました。
初めて現場に入ったとき、これは贈り物だと思いましたし、その精神は冒険の間ずっと私に寄り添っていました」

―その精神は、彼のセラピストであるチェチリア・モリーニとのプロセスの結果です。それは彼のキャリアのすべての状況において、どんなことにも対応できる準備ができているということでしょうか。

「(笑)準備ができているかどうかはわかりません。起こったことをネガティブな意味で追いかけるのではなく、あるがまま、あったがままを受け入れて生きていくことを学んだのは確かです。
そうすると、私はもしかしたら人生を激しく生きることで、一つ一つのネガティブな瞬間が持つ影響の大きさを理解している人間なのかもしれません」

―東京オリンピックから戻った後、ピアノはイタリア旅行へ一人で出発することにしました。

「私は普段は外国へ旅をします。しかし東京オリンピックの後、私は休息を取る必要があり、自分の国であまり観光地化されていない、喧騒から離れた場所に滞在するために出発しました。
私はアブルッツォ州、プーリア州、モリーゼ州を訪れました。美しい場所を見て、同じように美しい人々に会い、海と陸の数週間が私に与えてくれたものを楽しみました」

―そして特に、そこにいる人々がピアノにくれたものがありました。

「愛情と優しさを受け取り、とても感動しました。人との出会いは、自分を豊かにし、強くしてくれます。
何よりも、『出会うこと』に深く感謝しました。それが私の仕事(バレーボール)の最も美しいところだと改めて思いました」

―ピアノの仕事(バレーボール)もまた、『未舗装の道』だ。
フランコ・バレシ(サッカー選手)は、怪我をしたことでより良い選手になったと言われています。

「怪我や故障は、誰もが体験する身近なものです。そして、残りのキャリアの意味づけをしてくれるものです。怪我をしたことで、精神的なタフさが向上した面もあると思います。
しかし怪我は決して楽なものではありません。2019/2020シーズンの怪我を思い出すと、治すための意志の強さに加えて、その瞬間を理解し、復帰後をうまく生きるためのより大きな成熟が必要でした」

―バレシにとっては、家族が寄り添ってくれたことが重要だったと言われています。

「根本的なことですよね。私の場合は、本の中でもそのことを話しています。幸運なことに、私がよく話したり、写真を撮ったり、共有したりする家族を再び見つけることができました。

この夏は、私を本当に愛してくれる人たちの中で自分自身を見つける必要がありました。この何度目かの旅の後、再び自身の存在感を示すためにも」

―その旅をリアリティショーとしてテレビに出演するということは考えませんでしたか?

「私はテレビを持っていません。リアリティ番組や『Dancing with the Stars(ダンスリアリティ番組)』などのテレビ番組に参加することはもってのほかです。これらは、私の環境とは異なる性質のものです」

―あなたは90年代風が合っているんですかね。ラジオ番組には出演していますよね?

「(笑)そう、それが私の人生に合っています。ラジオに出演するのは楽しいですよ、(バレーボールとは)別のジャンルですからね。
アイデアを表現したり、自分自身や自分のキャリアについて話したり、自分が聴いている音楽について話したりすることができます」

↓2021/2022シーズンに向けたインタビュー



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