Milanoの2020-2021シーズンを数字で振り返る
元記事:http://www.powervolleymilano.it/2021/05/03/i-numeri-della-stagione-2020-2021-dellallianz-powervolley/
見出し画像素材:https://twitter.com/PowervolleyMI
※翻訳はあくまで趣味の範囲であり、誤訳が含まれる可能性もあることを了承いただきお読みください。
===========
史上初のトロフィーを手にした、Milanoにとって重要な1年が終わる―――
4月25日に最後のボールがコートに落ちてから8日が経過し、Milanoのシーズンを振り返る。
2020-2021シーズン、ミラノのバレーボール界に素晴らしい足跡を残しただけでなく、クラブ史上初のトロフィーであるCEVチャレンジカップを獲得したことによりヨーロッパのバレーボール史にMilanoの名を刻んだ。
2020年7月6日にクーネオで行われた夏季トレーニングキャンプの開始から、Allianz Cloudで行われた最後の試合、まだ記憶に新しい5位決定戦のModenaとの決勝戦まで――実に多くの時間が経過し、293日間のシーズンが終了した。
トレーニング、移動、試合、移籍、犠牲、喜び、悲しみ、勝利と敗北の約10ヶ月間。長く、高潔な、時には曲がりくねった道のりは、チームを鍛え、引き締め、特別で唯一なものに育てていった。
9月13日のイタリアカップ・ラウンド16の初戦(ヴェローナ戦で3-0の勝利)からモデナ戦の敗戦まで、47試合を戦った。
224日で47試合、平均すると4.76日に1試合。合計プレー時間は5103分、104セットを勝ち、81セットを失った。
パンデミックという困難に見舞われたシーズンを象徴するように、試合前のスワブ検査や数多くの健康プロトコルが異常なまでに実施されたが、それでも12月に到来した新型コロナウイルスからチームを守るには不十分だった。
再開後の1月から4月まで、その試合ペースは驚異的だった。112日で30試合、3.61日に1試合をした計算になる。
それでもMilanoは、決して諦めることなく、常に勇気、決意、献身と適応の精神をもってプレーし続けた。
Piazza監督はその資質と価値を伝え、チームはリーダーの指示に従って常に同じ方向に向かって進んでいった。
そしてついに、大きな喜びを得ることができた――クラブ史上初のトロフィーを空に掲げて。
3月24日にトルコで行われたZiraat Bankasi Ankaraとの試合で獲得したCEV Challenge Cup優勝。ヨーロッパのバレーボール界のパノラマにMilanoの名を刻む、欧州タイトルを手にした。
そして、チャンピオンへの道——Veronaとの終わりなき決戦(シーズン8試合)、Perugiaとのプレーオフ準々決勝、Milanoは偉業にあと少しというところまで来ていた。
長くタフなシーズンは、ジャン・パトリィの力が表面化した年だった。
11月末に負傷したにもかかわらず、ニミールの後を継いだこのフランス人選手はチームのベストスコアラーとなり、その価値を証明した。SuperLega(461点)とCEV Challenge Cup(62点)を合わせて523点を獲得し、37本のエース(うちSuperLegaで31本)を決めた。
パトリィの次に得点数を獲得したのは、才能あふれる背番号14番の日本人、石川祐希だ。彼の得点数は514点にとどまったが、SuperLegaでは41試合で470点を記録し、チームの中で最高の成績を収めた。
Maarとウルナウトも特筆すべき存在だ。カナダ人とスロベニア人(1月に行われた最初の公式試合で初出場)は、パトリィとともにチームのベストスコアラーに輝く活躍を見せた。
また、ミドルブロッカーの貢献度も高かった。ケガから復帰したPianoはブロックでそのリーダーシップを裏付けた。
MilanoのキャプテンであるPianoの今シーズンのブロック数は97本(うちSuperLegaで85本)で、コザメルニクは92本(うちSuperLegaで82本)を記録。また、コザメルニクはCEV Challenge Cupでは10本のサービスエースでランキング1位となった。
サービスエースの数では、リカルド・ズベルトリの名前が目立った。
ミラノ出身のセッターはパトリィを1つ上回る38本のエースを獲得、驚異的な成績を残しシーズンを終えた。
数字は統計に役立ち、また数字はMilanoの驚くべきシーズンを思い出させてくれる。いずれにしても、クラブの歴史の中で忘れられないものとなるだろう。
シーズンは幕を閉じるが、それは新しい幕開けのために旅立つことを意味している。
ある主人公たちはチームを去り、またある主人公たちはマドンニーナ(ミラノのドウォモの1番高い場所にある聖母マリア像)の影でMilanoのバレーボールの歴史を描き続けるために到着します。
===========
石川選手にフォーカスを当てた、数字での振り返り。
最後の試合となったModena後のPiazza監督・Pianoキャプテン・コザメルニクのインタビュー翻訳。