RPAについての指示と実際の課題

私の勤務先でも最近はRPA(Robotic Process Automation)の導入が進められています。上司からは「早急にRPAを進めるように」という指示が出され、私たちIT部門には課題の洗い出しなどが要請されました。

ところが、実際に作業を進めていくと、RPAで何をするのかが具体的に分からないという問題が発生しました。私たちIT部門にはRPAについての知識があるものの、業務内容やプロセスについては各部門で異なるため、必要な業務プロセスやその自動化方法を把握することが難しかったのです。

ITリテラシーが低い部門もあるため、具体的な業務内容のヒアリングやヒアリング内容のドキュメンテーションなどもうまく進められず、結果的にRPAの導入には遅れが生じることとなりました。

まとめ

RPAの導入にあたっては、業務プロセスについて詳細に理解することが必要であるという課題があります。また、ITリテラシーの低い部門もあるため、そのような部門でも十分なヒアリングやドキュメンテーションができるよう、適切なコミュニケーションが求められます。RPAの導入を成功させるためには、IT部門だけでなく他部門との密なコラボレーションが必要であることを認識し、そのための体制づくりが重要であると感じました。