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晴れか、曇りか

「天気予報では『晴れ』と言っていたのに、雲いっぱいじゃん」
と思ったことは多いと思います。

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今日の天気は、晴れか、曇りか。

小学生の時、夏休みの自由研究で毎日の天気をカレンダーに記録していたことがあります。

すっきりと雲ひとつない空であれば、快晴
空が一面雲に覆われていれば、曇り
半分以下ぐらいなら晴れで、それ以上なら曇り

そんな感じで決めていたような気がします。

小学校の自由研究ならそれでOKですが、気象庁の天気観測も同じだとちょっと困りますね。

「今夜は晴れるでしょう。」と天気予報を聞き、意気揚々と星を見に出かけると、空の半分ぐらいが雲に覆われていてお目当の天体が見えない。。。
星を見る人ならよくある経験かもしれません。
けど『空の半分が雲に覆われていても(星見人の世界では曇りですが、)晴れ』なんです。

天気の晴れの定義は、空に広がっている雲の量(雲量)を目視で判断して、それが全天の8割以下ならば、晴れになります。
(雲量が9割以上は曇り、1割以下は快晴です。)

つまり、
 快晴:雲量が1割以下
 晴れ:雲量が8割以下
 曇り:雲量が9割以上
となります。

星見(特に星景・星野写真を撮る)の場合は、快晴が望ましいので天気予報を参考にしつつ、天気図や高層大気の動きを見る必要があります。

ちなみに雲が空一面を覆っていても、「うす曇り」で影ができるぐらいの陽射しの強さであれば、「晴れ」となります。
こうなると星はほとんど見えませんが晴れなので、観望会などでは困ってしまいますね。

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さんたさん@北の大地の天文指導員
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