【否定について考える 2】 動物にはノーが通じない
魂が分離する大元の原因は「否定」だ。
これを考えながら思い出したのが、アニマルコミュニケーターのハイジ・ライトさんが言っていたこと。動物には「No」や「Don't」が通じないそうです。
例えば「No jumping!(飛びついちゃダメ)」「Don't bite!(噛むな)」と言ってもNoやDon'tは伝わらないので、「飛びつく」「噛め」と言ってるのと同じになります。
だから言い方を変えて「落ち着いて」「座って」「床にねそべって」など、やってほしいことを言う方がいいそうです。
ハイジさんのワークショップに参加した2日後から3週間、友達のネコを預かることになっていました。これは全くの偶然で、アニマルコミュニケーションの練習用にネコを借りたわけでもないし、ネコを預かるからアニマルコミュニケーションを学ぼうと思ったわけでもありません。
ネコとの暮らしが始まり「さあハイジさんの教えを実践するぞ!」とワクワクしていましたが、NoやDon'tを使わないというのは、めちゃくちゃ難しい!
ネコがソファで爪をとぎ始めたら、反射的に「No!」と口から出てしまいます。すぐに「あ、通じないんだっけ」と気づいて別の言い方を探すけど、すぐには見つかりません。とりあえず爪とぎ用の段ボールのところに連れて行って、「爪とぎはここでしてね」と言ってみました。でもこのやり取りが繰り返されるだけで、ソファで爪とぎをやめてくれるわけではありません。
若くて元気いっぱいのネコなので、腕にじゃれついて甘噛みしてきます。かわいいけど、痛い😂 ガジガジ噛まれながら「どう言えば…」と考え、「噛んでもいいけど、優しくね」と言ってみました。当然ながらネコは噛み続け、結局は「イテテテ!離して!離せってば!もう!」と、振り払うことに。「優しく」の具体的な意味を伝えるのは難しい…
動物にしっかり状況を説明すること。これもハイジさんから教わったことです。「○○(友達の名前)は今、お出かけ中なの。あと21回日が昇ったら帰ってくるからね。それまではここを自分の家だと思ってくつろいでね」
動物に3週間と言っても伝わらないので、日の出とか、月が見える場所なら「次の満月までに」とか、そういう伝え方がいいそうです。
過去に一緒に暮らしたネコたちはみんな高齢だったので、若いネコと暮らすのは初めてでした。あれしちゃダメこれしちゃダメと、NoとDon'tを使いたくなるタイミングが何度もありました。
「Don't worry.」と言いかけて「You're safe. You can relax.」と言い換えたり。ネコと暮らした3週間は「否定」を使わない、いい練習になりました。
パンゲアの物語を読んで否定について考えていたタイミングで、否定を使わない練習ができた。そんなシンクロでした。
続く✨