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【ドイツで子育て】習い事は楽しくてナンボ、という考え方
[初出:2005年4月]
現地の市立音楽学校で教師をしている友人が、最近の子供は集中力がないとこぼす。短縮版22.5分(授業時間45分の半分だが、2.5分を端折らないところがドイツらしい)の授業でさえ、きちんと受けられないという。親に文句をいうと、本人にやる気がないならと、あっさりやめてしまうらしい。
習い事には根気が肝心という、日本式の根性論は流行らない。そのわりに児童の午後は、スポーツや習い事で予定が一杯である。その裏には、半日で学校が終わってしまうので、午後は子供の置き場に困るという事情があるように思う。全日制の授業の他に、部活動などにより子供を学校に囲い込む日本とは対照的である。一番大変なのは、飽きっぽい子供を相手にママさんタクシー業に明け暮れる母親ではなかろうか。