【ドイツで子育て】人気ランキングの低いのがお勧め
[初出:2005年6月]
芝居もコンサートも、子連れでは無理。そこで、我が家に唯一残された文化的な余暇活動は、美術館巡りである。ベビーカーで押しかけても、美術館のスタッフは一般に寛容である。お勧めは、田舎の美術館や工芸博物館などの余り人気のないところ。ルール地方に点在する産業博物館も穴場である。そういうところは、警備員も暇をもて余していると見えて、子供に愛想がいい。我が子もそれに応えて満顔の笑み。こちらも昼飯と昼寝を終えたベストコンディションで臨んでいるからだ。
上の階に行くにはエレベータが使えるし、トイレには大抵オムツ替え台が置かれている。そして最後は、館内のカフェで足休め。街角の喫茶店ほど回転率を気にしないので、くつろげる。
ドイツの博物館と美術館の数は約6千にのぼるという。さて、今度の週末はどの展覧会を観ようか。
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