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イングランドの征服者たち|第5章 イギリスに対するアメリカ人の憎しみ|アメリカでの40年間(1821-1861)

Forty Years of American Life 1821-1861
Thomas Low Nichols


イングランドの征服者たち

冬には暖炉を囲んで、この2つの戦争(独立戦争と第2次英米戦争)についての物語が語られたものです。煙突のそばにいた白髪の老人は、ニューハンプシャーの英雄スターク将軍の下で、ベニントンでヘッセン軍と戦ったことがあります。また、イーサン・アレンがシャンプレーン湖畔の山岳要塞タイコンデロガの降伏を呼びかけたときにも、一緒に戦ったことがあるそうです。

「誰の権限で?」と、荒野のこの駐屯地で守備に就いていた隊員たちに、イギリスの司令官は尋ねました。「神と大陸議会の名において!」とアレンが言いました。バーモント州の党員は、どちらもあまり気にしていなかったといいます。それから、サラトガの恐ろしい戦いや、バーゴイン将軍率いるイギリス軍の降伏について、長い話を聞きました。当時、5千人の兵隊といえば大変な数でした。コーン・ウォリス将軍率いる7000人の第2軍が、ヨークタウンでアメリカ軍とフランス軍の陸海軍に降伏して敗れ、独立戦争は終結しました。

そして、ナイアガラでスコット将軍と一緒にいた若い男たちや、ペリーやマクドナーの淡水での海軍の勝利を共有した男たちの話も出てきました。しかし、ニューオーリンズでジャクソン将軍が季節外れに収穫したものを除いて、土地の収穫は正直言って、かなり乏しいものでした。海上では確かにいくつかの見事な勝利がありましたが、どちらの戦争でも、1 回の勝利に対して少なくとも2回の敗北がありました。

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