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そり滑りとスケート|第2章 40年前のニューイングランド地方|アメリカでの40年間(1821-1861)

Forty Years of American Life 1821-1861
Thomas Low Nichols


そり滑りとスケート

そしてそり滑り!雪は4フィートの深さがあり、岩のように固いです。まぶしい太陽の光に照らされ、すべての景色が白く輝いています。木々はプリズムのような光を放ち、ダイヤモンドを散りばめたようにキラキラしています。水牛のローブや熊の皮、あるいはもっと柔らかい毛皮に包まれた人々を乗せて、ジャラジャラと鳴る鐘の音楽に合わせて速いスピードでそりが滑走していきます。おそらく20台のそりの列でしょうか。同じくらいの数のカップルがいるのでしょう。 月明かりに照らされた凍てつく風景の中を、銀色に輝く千の鐘の音と陽気な笑い声に包まれながら滑走し、一日を夕食とダンスで締めくくります。そして夜が明ける前にまた家に帰るのです。

スケートもあります。イギリスでもスケートを楽しむチャンスはあるでしょうが、スケート靴を買ったり、スケート靴を履いた運動を学んだりする価値はほとんどありません。しかしアメリカ北部では、氷の上に積もった雪がそれほど深くなければ、3、4ヵ月はスケートを楽しむことができるのです。大きな池や川が凍る前に雪が降ることもあれば、氷から水が吹き出すこともあります。

私はよくコネチカット川を何マイルも上ったり下ったりしながらスケートをしました。喉が渇くと、氷に空いた穴、つまり「グレーズ」の端まで注意深く忍び寄り、水を飲んだものです。氷は水晶のように透き通っていて、深さは10~12フィートあり、私の下を勢いよく水が流れていました。水を飲むためにこんな危険を冒すなんて、今考えるととても恐ろしいことのように思えますが、少年なら誰でもこのような危険を何度も経験し、あとになると決まって「なんて危ないことをしていたものだ」と身震いするものです。

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