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私の出生と家系|第2章 40年前のニューイングランド地方|アメリカでの40年間(1821-1861)

Forty Years of American Life 1821-1861
Thomas Low Nichols


私の出生と家系

私は1815年、ニューハンプシャー州グラフトン郡オックスフォードで生まれました。これらの名前は、英国の読者には非常になじみのある名前です。ニューハンプシャーは、1776年の独立戦争後、ジョージ 3 世によって自由で主権を持つ独立国家として認められた、イギリスの13植民地のひとつです。東部にあるニューイングランド地方の 5 つの州の 1 つであり、初期の入植者たちは、その名の由来となったイギリスの郡からやってきました。

私の父はマサチューセッツの海辺で生まれ、母はボストンの出身です。アメリカ人で自分の先祖をさかのぼれる人はほとんどいないと思いますが、私はマサチューセッツ湾に入植した初期のイギリス人の子孫です。母方の祖父は独立戦争で活躍したホイッグ(反乱軍)でした。彼は「自由の揺りかご」と呼ばれたファヌエル・ホールで開かれた愛国者集会に出席し、1 ポンド 3 ペンスの関税が課せられた紅茶をボストン港に投げ入れた当事者のうちの一人です。 そしていつも言われていたように、彼はバンカーヒルの戦いで戦ったそうです。

あの有名な戦いは、実際には反乱軍の入植者を敗北させたものの、イギリス軍に多大な損害を与えたため、アメリカ人によって常に勝利として祝われてきました。愛国心にあふれた祖父は、貯金を大陸紙幣に投資したのです。そしてその紙幣は減価し、まったく無価値となったため祖父は全財産を失ってしまいました。

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