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BNT162b2とmRNA1273 COVID-19ワクチン4回目の投与における免疫原性及び有効性;3ヶ月間の追跡調査
概要 現在進行中のCOVID-19パンデミックに対するブースター投与が多くの国で検討されている。我々は、3回目のBNT162b2投与の4カ月後に実施した、BNT162b2とmRNA1273を比較する4回目のワクチン投与試験に参加した参加者700名を対象とした、3カ月間の追跡調査を報告する。主要評価項目としてIgG、中和抗体、微量中和能、副次評価項目としてIgAとT細胞の活性化のレベル、そしてSARS-CoV-2感染と実質的な症候性疾患の臨床的評価を行う。免疫反応の衰えは追跡調
SARS-CoV-2誘発肺滲出性血管炎におけるMyl9の上昇はMyl9を含む微小血栓を反映し、COVID-19の重症度を予見する
概要 コロナウイルス症2019(COVID-19)の死亡率は、重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)感染による免疫異常や血小板の異常な活性化を伴う肺血管病理と強い相関があることが分かっている。我々は、COVID-19の血管炎と免疫血栓症の病態を調べるために、剖検サンプルの肺の発光走査電子顕微鏡による組織学的解析とエネルギー分散型X線分光法解析、末梢血単核細胞の単一細胞RNA配列決定を組み合わせた。その結果,SARS-CoV-2が肺血管に集積し,致死性のC