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僕がコンテンツを作るときに意識していること

この記事では、僕がコンテンツ(YouTube動画、note記事など)を作成するときに意識していることをまとめています。マニュアル化して、自分自身で役立てるという意図もあります。

以下で示す内容はすべて、「情報を誤差なく伝える」という大目的を達成するための手段です。

程度の甚だしさを表す修飾語をなるべく使わない

「すごく大事」、「とても重要」など、程度の甚だしさを表す修飾語をなるべく使用しないようにしています。「すごく」や「とても」が具体的にどの程度なのかは聞き手の感覚で変わってしまうので、伝わる情報がブレてしまいます。

程度を表す場合は、以下で説明する、数字を使う、基準を設定するという手段を用いるようにしています。

数字を出す

誤差なく情報を伝える手段としての数字は強力です。英語学習系コンテンツの場合に定量的な値が出てくることはありませんが、数を用いることで情報の確度が変わることもあります。例:

×日本語の「ん」の異音はたくさんあります。
〇日本語の「ん」の異音は6種類あります。

基準を設定する

数字で表現できない場合は、基準を設定してそこからの比較で表現するようにしています。こうすることで、程度をブレなく表現することが可能です。例:

×イントネーションやアクセントの習得はとても大事です。
〇イントネーションやアクセントの習得は母音や子音の習得よりも優先的に行う必要があります。

歯切れよく言い切る

事実情報など、歯切れよく言い切れる言葉はぼかさずに言い切るようにしています。~だと思います、や、~のようです、のような表現は責任回避の逃げの表現であり、乱用すると情報の質が落ちてしまうためです。例:

×英語に未来時制はないと思います。
〇英語に未来時制はありません。

最も適格な用語を選ぶ

たとえば、YouTube を見る人、note 記事を見る人はいずれも、「ユーザー」と表現できます。ただ、これは blanket term であり、間違っているわけではありませんが対象を絞り切れていません。

そうではなく、YouTube を見る人=視聴者、note 記事を見る人=読者と呼称することで、対象を絞り込みぶれないようにします。

具体例、比喩を添える

主張には根拠が必要ですが、その際、具体例(一次情報や数値例)と比喩を豊富に添えるようにしています。偉い人の発言の引用することもアリなのですが、虎の威を借りる狐になる可能性があるため、僕はあまり好きではありません。

メインのメッセージをクリアにする

ひとつの記事、あるいはひとつの動画で伝えるメッセージを明確にして、冒頭でそれを宣言するようにしています。メッセージが複数になることは避け、1記事が1メッセージになるようにします。

シンプルイズベストを徹底する

正味の情報量を落とさずにコンテンツのボリュームを削減できる余地があるのであれば、可能な限りそれを実行します。くどい表現、長すぎる前置き、最後まで視聴しないと何が言いたいかわからない論理構成は回避します。

少しずつ修正する

上記の項目をなるべく徹底するようにしていますが、あまりにも気を使いすぎると身構えてしまいます。そのため、とりあえず書き出して形にして、ネットで公開してから適宜修正するという手段をとっています。

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