英語コーチとは結局なんなのか

※僕は、英語コーチというロールに対して肯定的で、「そういうのもあるよね」という感じです。ただ、ネット上に多数いる英語コーチの言動に関して、なんかおかしくないか、という点も同時に感じています。

はじめに

英語コーチというのは比較的新しいロールであり、そのためどのような役割を担う人たちなのか、あまり理解されていません(僕も100%理解しているるわけではありません)。今回は、英語コーチと英語講師の違いを僕なりにクリアにして、僕が持っている疑問点を示します。

コーチと講師の違い

僕は以下のように考えています:

  • 講師:知識や技能を体系的に教える。教わる側の属性やスタートラインがどこかなども加味する。状況に応じて、自らがデモンストレーションを行い技能を披露する。

  • コーチ:知識や技能を教えるのではなく、サポートする。あれしろこれしろと指示するのではなく、お客さんがやりたいことを支援する。コンサルに近い?

講師の場合、達成することはただひとつで、英語の技能を伝授することです。対してコーチの場合、何をしたいか(目標は何か)はユーザー側が持ってくることになります。

コーチは講師を兼任できるのか

上記をふまえて僕がいちばん気になる点は、英語コーチは英語講師になろうと思えばなれるのか、という点です。英語講師が英語コーチにジョブチェンジする、あるいは講師兼コーチになることはできるでしょうが、気になるのはその逆です。

先ほど、英語コーチは知識や技能を教えないと説明しましたが、この一言に僕はものすごい違和感を覚えます。教えないのか、それとも教えることができないのか、あやふやだからです

英語を教えないことが英語コーチの特徴ですが、これは同時に、英語について何も知らないのに英語コーチを名乗る「えせコーチ」の存在を許すことにもなります。

もし僕が英語コーチを名乗るなら

仮に僕が英語コーチを名乗るなら、「僕は英語の知識や技能についてよくわかってますよ」とアピールするために、学習に役立つ情報を出し惜しみせずブログなどの媒体で公開しまくります。これは、「コーチだから英語を教えないけど、聞かれたら答えるよ」という意思表示であり、お客さんに納得感を与えるための手段のひとつです。

また、自分のサクセスストーリーを語ることもたぶんしません。そのようなアプローチはセルフブランディングであり、「僕のようになれるように頑張ってね」という、おかしなメッセージになってしまうからです。

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