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理想論と現実社会
公正世界信念という考え方がある。社会心理学の1つで「努力は必ず報われる」といった世界は正しく動いているという意味合いを持つものだけれどこの思想が強い人ほど弱者や少数派に対して否定的な態度を持ちやすいという意外な側面がある。
何だか分かるなぁとぼんやり考えた事があった。周りにそういう思想をお持ちの方が一定数いらっしゃる。主に年配の方、The昭和の方に多い思想だと思う。
正しい=正義ではない事は今の世の流れを見ている人は理解しているし多様性だなんだと叫ばれてもう数十年が経つ世界で昔から言われている「正しい事」は形を変えてきた。もはや「正しい事」という物が存在しないどころかこの言葉に多くの人が敏感になっていると思う。
理想論は正しい事。反対側にいるような多様性や個性。これを両立できるのが最適解だと思うのだけれど現実的ではない。このはざまで蠢いて苦しんでる世代は私達30代じゃなかろうか。昭和の思想を受け継ぐも流れの早い現代社会に揉まれそれでも社会の第一線の兵隊として動かなければならない。対人関係にしても社会的にでも30代は辛い事が多いだろう。
それでも生まれた以上は生きていかなきゃいけないのだから上手く「正しい事」と「理想論」を織り交ぜて付き合っていくしかないんだけれど。
この公正世界信念の思想は私は凄く危険だと思っているのでそういう方がいれば自ずと距離を取るしその行動から察するに私は現代の荒波で意外と上手く生きていけてると思う。
「正しい事」
「理想」
「現実社会」
「環境」
これら全てに諦めずに毎日必死に生きていくしかないと、結婚したくないガチ勢アラサー独女である少数派の私は心に強く思う。