
どうしようもないことはあるのか?:7つの習慣からの学び(6)
今回の学び:影響を及ぼせない事柄についても対処の仕方はある。自らの心持ちや態度を変え、受け入れる。そのことで主体性を発揮する一歩となる
「7つの習慣」によると、問題には3つある。
私たちが直面する問題には、三種類がある。それは、.直接コントロールできる問題、間接的にコントロールできる問題全くコントロールできない問題、である。 「7つの習慣」より
これらの問題を解決するための第一歩が、自分が影響できる範囲の打ち手として存在する、ということを学びました。
1つ目と2つめについても重要なことですが、私にとっては3つ目の問題に対する影響の及ぼし方が自分の手の中にあるというのはにわかに信じることができませんでした。
その解決方法は、
全くコントロールできない問題については、自分の態度を変える必要がある。(中略)穏やかな気持ちでそれを受け入れるのである。「7つの習慣」より
アルコール依存症連合会という断酒団体の座右の銘も併せて紹介されています。
「主よ、変えるべき変えられることを変える勇気を、変えられないことを受け入れる平和を、そしてその区別をつける知恵を与えたまえ」
ラインホールド・ニーバーというアメリカの神学者の祈りの言葉とのことです。
God, grant me the serenity to accept the things I cannot change,courage to change the things I can, and wisdom to know the difference.
そして、7つの習慣にはこう記されています。
時と場合によっては、最も主体性を発揮する方法は、ただ単に心穏やかにすべてを受け入れ、幸福になることである。 「7つの習慣」より
コントロールできないことでも、それを不満の対象とするのではなく、それを前提として受け入れる、ということから問題解決が始まるのだ、ということと私なりには理解をしました。それも不満たらたらに受け入れるのではなく、心の静けさ・平和をもって受けれるということが大切なのだと。
変えられないことに文句を言ってばかりでは、前に進むことはできない、ということでしょうか。
もちろん、本当に変えられないことなのか、についてはじっくり考えて、時には自ら声をあげて、行動することが大切なのではないかとも思いますが。