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実践デイトレーディング Ⅰ     チャート分析編 - 移動平均線

さあ、ここからが本編です

指標 - インディケーターはチャートの翻訳者

テクニカルトレーディングの基本はチャート分析です。以前、「チャートはすべてを知っている」と述べましたが、実際にチャートを読むにはインディケーター(指標)が不可欠です。チャートは市場の動きを語っていますが、そのままではすべてを理解するのは難しい。そこで、さまざまなインディケーターを使ってチャートが伝えるメッセージを翻訳していきます。

ここでは、私が実際に使っているインディケーターとその設定パラメータを紹介します。これらは、長年試行錯誤の末にたどり着いた信頼できるツールであり、勝率を高めるのに役立つものです。

まずは以下の3つのインディケーターをチャートに表示して、トレードに活用してみてください。画面もスッキリし、チャートが何を語っているのかがより明確に感じられるでしょう。数あるインディケーターの中でも、これをまず使ってみることをお勧めします。

指数平滑移動平均線 (EMA - Exponential Moving Average)

「指数平滑移動平均線」と聞いても、最初は何のことかピンとこないかもしれません。実は私もこの記事を書くにあたり、正式名称を改めて調べたくらいです。この指標は、過去の価格データに基づいて移動平均を計算しつつ、直近の動きにより重みを置いて算出されるものです。そのため、現在の市場の勢いをより敏感に反映します。

私のチャートでは、次の3本のEMAを使っています。

  • 8EMA

  • 21EMA

  • 50EMA

8EMA

8ピリオドの移動平均線です。日足チャートでは直近8日分、5分足チャートでは過去40分の値動きを反映します。短期の動きを捉えるため、直近の価格変動を素早く反映するのが特徴です。

21EMA

21ピリオドの移動平均線です。後ほど説明するKeltner Channelという指標のミドルラインとしても使っています。非常に重要なEMAで、21EMAを上回っていれば買い圧力、下回れば売り圧力が強いと判断できます。

50EMA

50ピリオドの移動平均線は、サポートやレジスタンスとして大きな役割を果たします。50EMAを上抜ければロング(買い)、下抜ければショート(売り)という判断をする方も多く、非常に信頼性の高いEMAです。

EMAの使い方

この3本のEMAがあれば、安定したトレードが可能です。料理に例えるなら、醤油・塩・砂糖に相当する基本の材料です。今後は、このEMAを使った具体的なトレード手法を少しずつ紹介していきますので、どうぞお楽しみに!

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