日本株?FX?それとも米国株
どの市場で戦うのがいいでしょうか?
流動性のある市場が一番
デイトレーディングを行っている方の中で、一番多いのはFXトレーダーではないでしょうか。その次に日本株を扱う方が多いかもしれません。デイトレーディングに最適な市場は、「流動性」が高い市場です。流動性とは、その市場でどれだけの資金が動いていて、どれだけの市場参加者がいるかを指します。
では、なぜ流動性が高い市場が良いのでしょうか?それは単純に、売買のコストが安く、購入したいときにすぐ購入でき、売却したいときにすぐ売却できるからです。
市場で取引される商品には、常に売値と買値が表示されています。一般的に「Bid」と「Ask」と呼ばれます。例えば、不動産を例に挙げると、1,000万円の土地を購入してすぐに売却したいと思っても、1,000万円で売れる保証はありません。なぜなら、売値と買値が必ずしも設定されているわけではないからです。しかし、ドル円の為替取引であれば、常に市場に売値と買値が提示されています。また、売値と買値の差(スプレッド)も非常に小さいです。個人投資家が取引する程度の量であれば、この価格で瞬時に取引が成立します。購入したいときに購入でき、売却したいときに売却できる――これが流動性であり、デイトレーディングにおいて最も重要な要素です。
FXは飛躍的に取引量の多い流動性の高い市場です。しかし、FX市場には終わりがありません
FX市場は、主要通貨の取引規模や取引量が世界規模で、非常に高い流動性を誇ります。私がこのサイトで紹介するテクニカルトレーディング手法は、FXの取引にも十分通用します。では、なぜ私が現在FXを取引していないのかというと、それはFX市場には終わりがないからです。FX市場は24時間開いており、世界のどこかで誰かが常に取引を行っています。つまり、市場に終わりがないのです。市場が終わらないと、私の一日も終わりません。仕事としてトレードを行う以上、やはり「今日も良く働いたな…」と感じられるような終わりがある方が良いのではないでしょうか?
市場が開いていると、どうしても気になってしまい、休むことが難しいのです。FXでは、寝ている間も市場が気になり、十分に休めないため、私はFXを行わないことにしました。しかし、これは人それぞれです。いつでも自分の都合の良い時間にPCを立ち上げて取引できるというのは素晴らしいことですし、そのようなスタイルが合う方も多いでしょう。
ここで紹介する手法は、FX市場にも同様に通用します。なぜなら、米国株と同様に、FX市場にも豊富な流動性があるからです。
私が米国株を専門に取引する理由
私は日本株もFXも取引しましたが、米国株のデイトレーディングが最も自分に合っていると感じました。
アメリカ株式市場の流動性は世界一
アメリカ株式市場の流動性は、世界の中で群を抜いて一番です。以下に、世界の主要株式市場の時価総額と取引額を示します。
日本株市場では、仕手戦や株価操縦などが後を絶ちません。もちろん、そのような市場の歪みを利用して利益を上げている方もいるかもしれません。しかし、個人投資家が安全に利益を上げるためには、そういった市場操作が行われない市場が最良です。アメリカの名だたる企業の時価総額は非常に大きいため、少しばかりの資金が流入したとしても、価格は簡単には動きません。
アメリカ株式市場には豊富なオプションがある
私がアメリカ市場を好むもう一つの理由は、オプション取引です。アメリカ市場では、取引されているほとんどの銘柄やインデックスにオプションがあり、盛んに取引されています。毎週金曜日に決済されるウィークリーのオプションや、SPYやSPXと呼ばれるインデックスには、毎日決済されるデイリーのオプションがあります。私の主な収益源もオプション取引です。特に「0DTEオプション(ゼロ・デイ・トゥ・エクスパイアリー)」、つまり取引当日に期限が来るオプションです。なぜ0DTEに集中して取引するのかは、後ほど詳しく説明します。
オプションは非常に少額で大きな取引ができ、損失も支払ったプレミアムに限定されるため、安心です。もちろん、オプションをショートすることも可能ですが、損失が無制限になるため、私は絶対に行いません。市場に対してショートしたければ、プットオプションを購入すれば良いだけの話です。オプション取引に関する詳しい話は、別の記事でお伝えしたいと思います。
副業でトレードを行うなら、絶対に米国株
日本株やFXを取引する場合、日中の値動きが気になるはずです。しかし、多くの方は日中に仕事がありますよね。人間は、同時に2つのことを行うのは難しいものです。その点、米国株なら夜から深夜にかけて取引できます。ニューヨーク市場の朝9時半は、日本時間の夜10時半(夏時間)です。皆さんも夜遅くまで起きていることが多いと思いますが、その時間に取引ができるのが米国株の魅力です。したがって、副業でトレーディングを行うなら、絶対に米国株です。
テクニカルトレーディング
このサイトで紹介するのは、テクニカルトレーディングです。流動性がしっかりと確保された市場では、テクニカルトレーディングが非常に効果的です。
テクニカルトレーディングとは、チャートを頼りに売買を行う手法です。なぜ私がテクニカルトレーディングにたどり着き、これが個人デイトレーダーにとって最善の手法だと考えるのかについては、次回の記事で詳しく説明します。