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1.(4)GMMAを使ったら、何ができて何が不足?

ここまでで、TradestationでGMMAを定義するにはどうしたらよいか、ということを、長々と説明してきました。
 で、GMMAを使ったら、どんなことができるの?ということですが、最初の章でご説明したと売り、トレンドとその強さを簡単に視覚的に把握することができます。上昇トレンドにおいては、短期移動平均線は長期移動平均線の上を、跳ねるように変動していく傾向があります。昨年末から上昇を続けたAMAZONを見てみると、黄色い矢印がエントリーポイント(株購入)の好機としてとらえることができます。(一旦下降して、反転したタイミング)

でも、実際にこんなにうまく行動できるものなのでしょうか?それぞれ、黄色い矢印で示したポイントに実際にいる場合、その後のトレンドは何もわからないのですから。

私の実際のトレードでGMMAを使用してうまくいった例を2例ほど挙げます。まずはMacy's。

この銘柄は、黄色の矢印の時点で、決算良好のため株価が急上昇したというニュースが流れたため、はじめでチェックしたところ、短期線が反転して長期線を上回っていました。また、長期線の幅が狭まってきていて、もうすぐねじれ反転して上昇の配置に代わる可能性が大きいと判断し、購入しました。この時点では配当率が5%だったのも後押ししてくれました。
次に、Blue Apron。(この銘柄に着目した理由は、広瀬隆夫さんのセミナーです。)

これは、黄色い下向きの矢印の時点で、上昇に転じるだろうと判断し購入しました。ところが、これがだましでさらに下落基調に転じてしまいました。なので、塩づけ銘柄と化してしまいました。
 さらに下落し、ほとんどこれ以上下げるのは不可能だろうという価格まで下落してから、反転し始めましたので、短期線と長期線が重なりあい始めたころ(上に向かって)怒涛のナンピン攻撃を開始しました(笑)。

2例とも、上昇トレンドで使わずに、下落トレンドが上昇トレンドに変化するタイミングで使用してしまいました。
 上昇トレンドでなぜGMMAを使わないんだろうと、自己反省してみたんですけど。結局私の場合、大きく上昇している銘柄の場合は、まだ上がるんじゃないかという焦り、すこし調整した銘柄には、このまま上昇トレンドが終わって下落トレンドに入ってしまうんじゃないかとうい不安、がどうしても付きまとってしまうんです。だれかに、もう一押し背中を押してもらいたい。

 そごで着目したのが、Tradestatioのストラテジーです。Tradestationを使い始めてしばらくしてから、もう少しうまい使いからあるんじゃないかなと考える余裕が出てきたので、アメリカのTradestation社のオンライン・ビデオトレーニングを受講しました。その結果うっかりと、ある銘柄にストラテジーを設定していて、それを解除するのを忘れて放置していました。
 ところがある日、その銘柄に、とてもいいタイミングで売りのサインがチャート上に表示されていたのです。でも、私はいつものスケベ根性で、また上がるさぁ、なんて考え、保有しつずけたものですから保有含み益は減少してしまいました。
 こんなことがあったもので、ずっとTradestationには売り買いのタイミングを教えてくれる機能があるはず、ということが漠然と心の中に残っていました。
 で、ある日或るところで、MONEXのTradestationのセミナーに参加したら、講師の方がストラテジーについて説明されていました。これだ、ということで、取引に余裕の出てきた今年の初めくらいからストラテジーを自分の取引に取り入れなじめました。
 一番心配だったのが、システムトレードなんか設定したら、勝手に損失を膨らましていったやばいことになるだろ、ということでしたが、実際にはシステムによる自動売買をやることなくストラテジーを」使用できています。

ということで、次回からはストラテジーについて説明していきたいと考えています。

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