人は苦悩する存在
先月、『おやすみプンプン』という漫画を読んだ。
このマンガは「プンプン」という主人公が小学生から青年になるまでを描いた作品なのだが、
私は高校生の主人公とその母によってストーリーが展開される6、7巻がとても好みだった。
キャラクターのセリフも心に刺さるものがあった。
『苦悩』をテーマにいくつかセリフを紹介したい。
生きることに悩みはつきものだ。
昨今、悩みを解決するためのハウツー本やサイトは大量に存在している。
たしかにそこに載っている解決法のいくつかは、ある時点では悩みを解決する糸口になるかもしれない。
ただ、人間は全ての悩みに対して簡単に割り切ることは出来ないし、何か悩みを解消したとしても、またすぐ新しい悩みが生まれてきてしまう。
人間は本質的に苦悩する存在である。
だからこそ、悩みをすべて無くさなければならないと考えるより、悩みを悩みとしてそのまま受け入れていくことが大事なのだろう。
苦悩は自身と向き合うきっかけであり、自分を動かす原動力になる重要な要素なのだ。
そして悩みながらも何かに懸命に取り組み続ける人は、他の誰かの目標や希望を与える存在になる。
現在、私も進路や将来のこと、自身の生活のことなど、大きなものから小さなことまで悩みが絶えないが、その一つ一つを引き受けて日々を過ごしていきたい、
読んでいてそんな気持ちになった。
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