英語学び直しのブーストにおすすめの本:『難しいことはわかりませんが、英語が話せる方法を教えてください!』
世界一周で絶対役に立つと思うから、
歴史と英語の勉強をもう一度している。
(歴史は中田敦彦さんのYou Tube観てるだけだけど、ここをきっかけにもっと勉強したいな)
私は典型的な受験の英語しかできない人間なので、
TOEICだとまあまあ点数が取れるのだけど
実践となると全然話せない・・・。
外国で面白い人に会っても、
語学力が足りなくて交流できないと
ほんと悔しい…
(でもすぐその悔しさを忘れちゃうけど。
そして英語ができればみんなと話せる、
とは思いたくないけど)。
楽しくないことは続かないとわかったので、
英語は軽い本を読む+海外ドラマを観ることで
時々休んでもいいから、
とにかく続けることを目指して、勉強している。
この本は、解説のソレイシィ先生の人柄が素敵、かつとっかかりやすくてよかった。
「とにかく話してみよう!」と言って
サバイバルイングリッシュのままとどまることを
肯定しているのでもなく、重箱の隅をつつくようなダメ出しをするのでもない、ちょうどいいバランスの本。
自分でも外国語を勉強していた方の解説は、例えが適切でとてもわかりやすい。
スペイン語の勉強にも活かせそうなところがたくさんあった。
特に印象に残ったところ、勉強になったところ
・日本語の「大丈夫」みたいに、
汎用性があって展開させやすい
「釣り竿表現」を使うといい
⇒私は、大学院で語彙教育の研究をしていたくせに
英語もスペイン語も語彙力がまじでなくて
悩んでいる(が特に対策はしてない)のだが、
少ない単語でいろいろ話せることは
必ずしも悪いことばっかりではない、とわかって
嬉しかった
(ま、ほんとはそこはステップにしなくちゃいかんのだが)。
・単語がわからないところは日本語で言って、
その日本語について英語で説明すればよい
・相手と対面しているならジェスチャーを使う。
どこか痛いとき、体の部位の単語がわからないならI have a problem here と言えばいい。
(機械等の故障なら→I have a problem with this)
・ソレイシィ先生
「昔、5歳くらいまでに
英語をたくさん覚えないと、
英語は身に付かないという研究を
発表した人がいて、
それがメディアに取り上げられて
『critical period 臨界期』と
有名になったけど、
あれからそれをひっくり返す研究は
いくつか出てて、
実際はそんなことないの」
⇒希望!!!
・英語で明らかに「失礼」になる表現は少ない。
ただし、以下は避けるほうがいい。
■単語+Please:
幼稚に聞こえるので、May I have のほうがよい。
■I want
幼稚に聞こえるので、I'd like のほうがよい。
■聞き取れないとき、「ん?」と言う
「は?」のニュアンスになってしまうので
Sorry?のほうがよい。
■Sit down
非常に失礼なのでHave a seat のほうがよい
←命令形というのは同じなのに
単語のセレクトで丁寧度が変わるというのが
なんとなく納得しにくいのだよな。
座ることについて、「席」っていうほうが
婉曲になるからより丁寧な表現になるのか・・・?
■I'm waiting for your reply.
I’m looking forward to your reply.のほうがよい。
■You should
You might want to のほうがよい。
→職場の研修でも思ったけど、
助動詞のニュアンスってイメージしにくくて
よくわからんよな。
⇒スペイン語でも、いつもどれくらいが失礼なのかよくわからなくて、先生にもうまく聞けないんだけど、今度のレッスンのとき絶対に避けたほうがいい失礼な表現、を聞いてみようかな。
あと、外国語で難しいなと思うのが
「暗に性的な意味になる」表現。
(例えばスペイン語のcogerはスペインだと「取る」の意味だけど、中南米だと「セックスする」の意味になる)
こういうのはどうやったらちゃんと避けられるんだろうなあ。
・ソレイシィ先生
「アメリカの政府機関には
『regulations(規則)」があって、
金融関係の契約書や決算報告書のような
ビジネス文書でも
平易な英語(Plain English)で
書くように指示されている。
理解できない人がいたら困るからね」
→これ、日本でも義務付けたほうがいいと思います!!!
・アメリカは東海岸と西海岸で言語文化が違う。
東海岸のほうがはっきり物を言い、結果主義な傾向、西海岸でやハワイは、フレンドリーで相手の顔を立てることを重んじる傾向
→アメリカ内部の文化についても、もっと勉強してみたい。
・アルクのスピーキングテストTSSTはスピーキングだけで受けられるし受験しやすい
英語を勉強しなおすぞ、という方が
さっくり読むのにとってもおすすめな本でした。
(トレイシィ先生は欧米の英語の話だけしてるわけじゃないのに、表紙がアメリカっぽいのはちょっと気になるよな)
この記事が参加している募集
いただいたサポートは、ますます漫画や本を読んだり、映画を観たりする資金にさせていただきますm(__)m よろしくお願いします!