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コンテンツ月記(令和元年、葉月)

読んだもの、観たものをすぐ忘れちゃうので、ちょっぴりのメモで記録します。全部さらえたもの&覚えているものだけ…。随時更新。漫画でWeb、ってなってるのは、何巻分かわからないやつです。それ以外の括弧内の数字は、読んだ巻数。

==評価基準(特に記載したいときだけ)==
\(^o^)/ 乾杯。愛。最高の毒なり薬。
φ(..) 特別賞(今後思い出すだろうシーン有等)
==ココカラ==
~本~
■運命の恋をかなえるスタンダール
「聖書が読まれているのは、小説形式だから」らしい。本書も、小説形式で恋愛アドバイスが読めるのでサクサク読みやすい。小説自体が面白かった(不祥事で話題になる人の苗字はなんで変わっていがちなのかって観点/スタンダールのキャラクター/どんでん返し等)のが大きく私もこういうコンテンツをつくってみたいが、水野さんだからできる本という感じもするな…。


■オクテ男子 愛され講座
新しい仕事を展開するための勉強用に購入。
読みやすかったが、ジョジョネタがかなり多いので未読の人はきついのではないか?という気持ちになったり。。。
しかし、何をしていいのかまったくわからないという人には非常に参考になるだろうなという内容だった。
とにかくモテまくりたいのではなく、1人の人に愛されたい、という人の層が一定数いることを確認できたのも収穫であった。

「ダメだったら落ち込めばいい」という話に尽きる気もしてきた。
(恋人がほしいなあと思いつつ長いことできない人は、とにかく傷つかないようにしているという印象)

しかし読みながら私の悩み(持論をどういう風に展開するか)も深まった。。。筆者の人のアドバイスの中に「人に興味を持ちましょう」というものがあるが、「興味を持つ」ということは意識してできるものなのだろうか・・・?そのアドバイスには完全に同意するのだけど。


■アウト ゼア 未解決事件ファイルの迷宮

ミステリー短編集。相変わらず展開が巧妙で先が気になってしまう。
ミステリー小説には
最初から犯人が明かされているものもあるけど、
この小説では最後まで犯人がはっきりしない話もありそこがなんとも言えない余韻になっている。

1965年の事件という設定の話が1話だけあるのだが、
そこに出てくる吝嗇な老人のキャラクターがよかったな。
舞台がいつもと違って関東じゃないのもよかったように思う。
(映画「そこのみにて光輝く」や「凪待ち」を観て、地方を舞台にした物語に興味を持つようになった。 
どこかで読んだのだけれど、日本の(特に恋愛)小説の多くは東京を舞台にしているらしい)

〜漫画〜
■逃げるは恥だが役に立つ(10)
どうしようか悩んで、結局買ってしまいましたね。
ある程度考えがまとめられたら、ジェンダー観3.0(←と私が勝手に思っている概念)について書きたいと思っているんだけど、相変わらずそこにささる漫画である。ジェンダー観2.0のモヤモヤを説明してくれる。

私の思う
ジェンダー観1.0 男らしく!女らしく!がゴリゴリ
        (男女雇用機会均等法以前の世界)
ジェンダー観2.0 「イクメン」えらい、の価値観
        父親は育児をサポートする存在
        女性がサラダとりわける
        「女性ならではの細やかさですね」が誉め言葉
        引き続き男性には基本的に厳しい
        ←今、うちの職場の多くの人はこの段階だと思う
         (そのためにモヤモヤしている)
ジェンダー観3.0 どんな生き方の人もつらくならない
(時代の流れを考えると、ジェンダー観1.5くらいがありそうだが)

みくりの
他人に迷惑をかけずに生きていくなんてできないんだな・・・
私も他人に迷惑をかけられてもなるべく気にしないようにしよっと
というセリフ(というか心の声)が印象深かった。

雨山さんがこれからどうなるかも非常に気になる・・・。


■ときめかない日記
再読。まず、タイトルが大好きだ。
私は恋に落ちやすすぎるので恋に落ちにくい人の気持ちってよくわからない部分があるのだけど(まあ恋に落ちやすい人とほんとに同じ気持ちなのかも、実際はわからない)、こういう漫画はもっと必要だと思う。
熱烈にときめく人じゃなくても、何が好きなのかよくわからなくても、となりにいるとほっとするってことはあると思うから。

■珈琲いかがでしょう
凪のお暇の好きなところ、「嫌な人にも違う面があるかも」という見方、コナリさんがずっとされてきたのだなとわかる作品。人知れず頑張っているけど仲間はずれになってる人を招き入れる勇気を、おじいさんと少年が持つ話が好きだったな

■ゴースト アンド レディ(上下)

一日一冊本を読むという友人におすすめされて読んだ漫画(本人いわく、時間があるときは一日に一冊読むので一日に5冊読むこともあるそう)。ナイチンゲールってやばい人だったんだな、というのが大変な勢いで伝わる(ナースコールとかもナイチンゲール発案なんだね…)。お前は偽善者だ、とナイチンゲールを責める作中のキャラクターに言いたいが、偽善でもこれだけできる人なんていないよ!

すごいけど、これをお手本にするのはよくない。ウィキペディアによれば、ナイチンゲールは働きすぎちゃって寝たきりの生活が何十年も続いたというから。クリミア戦争も身近なものに感じられる漫画。

しかしメインキャラクター二人いる割にナイチンゲールの話ばっかりだな…違和感あるな…と思いながら読み終えた。その後確認した「このマンガがすごい!」のインタビューで、それがなぜだったかがわかったのだけど。ナイチンゲールみたいな偉人じゃなくても、人の人生の話っておもしろいよな。

■町田くんの世界(1)←LINE漫画で読んでる

ナチュラルボーン人たらしの「町田くん」を描いた漫画。
いい人が主人公の漫画って(私はそんなに性格がまっすぐじゃないから)
「け!」と思うことも多いのだけれど笑、
町田くんは一切の暑苦しさなしに優しくしてくれるので、いい・・・。

失恋した女の子の隣に、さりげなくアイスミルクティー置いたり、
姉(町田くんの母)の出産の際、
自身の不妊の苦しみを漏らしてしまう叔母の電話を聞いてしまって
自分がどんなに叔母の存在に助けられたかひそかに伝えたり・・・。

自分の周りにいる人は、
どんなに聖人に近い人でも、
やっぱりある程度は見返りを求めると感じているけれど、
町田くんはそうじゃない。

ある意味で非常にファンタジックな漫画。




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