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デビスカップで感じたポーチの重要性

昨日まで、デビスカップの招待企画をT-PRESSで実施させて頂きました

会場までお越し頂いたみなさん、改めましてありがとうございました!

私が2日目のダブルスの試合を観ながら、感じたこと

それは、ポーチの重要性です

トップレベルの試合でしたが、私たちの試合にもつながることはたくさんある

ダブルスの試合でいかにポーチに動くことが重要かを、こちらのnoteでもまとめてみたいと思います

「難しいボール」をストレートに打たせる

コロンビアペアがなぜ1セットダウンから盛り返したのか?

私なりに、試合を観戦して感じたこと

それは、「難しいボールはクロスに返す」というダブルスの基本を、いかに相手にやらせないかということです

この試合、日本の綿貫・望月ペアはストロークやリターンが好調でファーストセットを取ります

その後の展開で、コロンビアペアは「ポーチに出る割合」を増やしてきました

その理由として、「難しいボール」をクロスに返してストローク戦に持ち込みたい日本ペアの作戦を止めたい意思があったように思います

私たちの試合でも、苦しい場面は安全にクロスに返したいですよね

深いボールで崩されている、下がっているならストレートは狙いにくい

その心理を突いて、コロンビアペアはどんどんポーチに動いてきました

当然、日本ペアもストレートを狙ったり、山なりのボールで対応しようとします

ですがやはり、相手が先手を取っているので劣勢になるのは避けられなかったのがセカンドセット、ファイナルセットの全体の流れだったと思います

トータルスコアで考えることが大事

積極的に動く前衛、当然リスクも伴います

コロンビアペアの前衛が動いて日本ペアのストレートが決まる、そんなポイントも多かったです

ですが、ポーチに出て決めるポイント+ストレートのミスで考えると、ストレートを抜いて得点するポイントは圧倒的に少ない

結果的にコロンビアペアの得失点がプラスになり、試合は日本ペアの劣勢に

ここが、すごく大事なポイントだと私は考えます

確かに前衛を抜くパッシングショット、難しいボールをストレートに流して取るポイントは華やかです

会場もすごく盛り上がりました

ですが、どんなに綺麗に取ってもそれは1ポイント

テニスにおいて、大事なのはトータルポイントで考えることです

目の前のポイント、その華やかさや会場の盛り上がりに目を奪われてはいけない

その点、コロンビアチームは強かでした

トータルスコアで考えて、この試合はどんどんクロスの安全な返球を潰す方が有効だと考えて、実行した

シングルス選手が組んだ日本ペアは、その辺りが厳しかったように感じます

強いボールをポーチする技術が重要

とはいえ、クロスに安全に返すボールと言ってもトップレベルです

非常に強いボールに、ポーチで絡んでいくのは大変です

男子ダブルスにおいて、ここで弾かれないボレーは難しいですよね

そこで私が気づいたのが、男子ダブルスでも「両手ボレー」の重要性です

要所でコロンビアペアの選手も、ネットに詰めた際には「両手ボレー」を活用していました

ネットから離れれば通常の方手ボレーですが、ネットに近く強いボールに対しては負けないように両手でブロックする

しっかり負けない、弾かれないことを優先する

これは実に効果的だと感じました

速いボールをしっかりブロックできれば、そのボレーの精度はそこまで求めなくても相手は間に合わない

両手ボレー=女性が使うもの、という先入観は捨てましょう

強いボールをネット近くまで詰めるなら、両手で負けないボレーにすることも大事

特にバックボレーは、片手だと弾かれてしまうことも多いですよね

デビスカップ、日本は見事勝利しましたがダブルスに関してはコロンビアペアが本当に上手かったです

ファーストを取られてから、相手の安全策を封じること

そして、トータルスコアで考えて冷静に試合を優位に運んだこと

これはすごく、私たちのテニスにも活かせると感じました

ぜひ一緒に、ダブルスの試合に強くなりましょう

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T-PRESS 富田
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