Webライターに依頼する方法は6つ！いいライターの条件と直接契約の注意点
質の高い、仕事がしやすいWebライターに出会いたいという方は多いのではないでしょうか？
いまや、ネット上でより良いコンテンツを提供することは企業のマーケティング活動において非常に重要です。
WebライターやSEOライターは数多くいますが、そのレベルはさまざま。しかし、企業に外注するとコストもかさみ、ハードルが高くなります。
じつは、質の高いWebライターは直接見つけることが可能です。本記事では、Webライターに直接依頼する方法について解説していきます。
質のいいライターの条件とは？
まずは、質のいいライターについて、ライターとして2年半ほど活動している私の経験からお伝えしていきます。
基本的なライティングスキルがある
まず、Webライターに特別なスキルは、良くも悪くも一切必要ありません。
「良くも悪くも」というのはつまり、特別なスキルが必要ないからこそ参入障壁がひくく、かつ差別化が難しいということです。結果的には、並のライターが多く溢れているのが現状といえるでしょう。
しかし、本当に特別なスキルが不要なのも事実。だからこそ、基本的な執筆のスキルである「PREP法」は、Webライターの最低限のマナーともいえます。
実際には、読み手の興味を引くように、わざと結論をあとに持ってきたりもしますが、基本の理解は記事の質を高めることは間違いありません。
コミュニケーションコストが低い
次にポイントとなるのが、コミュニケーションコストの低さです。コミュニケーションコストとは、ライターとのやり取りにかかる時間や手間のことをいいます。
例えば、修正指示を適切に理解してくれず何度も修正が必要になったり、記事の方向性が誤って理解していたりすると、それだけ面倒が増えます。
コミュニケーションコストが低い場合、コンテンツの作成指示に対する質問も的確で、何度もやり取りすることなく執筆に進んでもらえます。言い換えると、質問に対する回答にさらに質問で返されるということが少ないということです。
相手の意図を汲んで、また自分なりの考えを論理的に提供してくれるWebライターと付き合うと、編集者の負担も軽減されるでしょう。
納期を守ってくれる
社会人としての当たり前ですが、納期は遵守です。コンテンツ作成は、ライターのみならずクリエイティブの作成やリンクの設置など、さまざまな工程の一部でしかありません。
そのため、納期が守れないとほかの業務に支障をきたすおそれがあります。
一方で、早すぎるというのもよくありません。コンテンツの質が重視されるためです。基本的にライターには文章の推敲が求められます。何度も読み返し、修正し、加筆し、削除し、を繰り返すことでより良い記事へと近づけていきます。
早いに越したことはありませんが、同時に質の高さも求められるということです。
難しいことを簡単に、簡単なことは複雑に
質の高いWebライターとは、難しいことを子供でも分かるように書き、簡単なことをより難しく書けます。
難しいことを簡単に書くには、理解力と語彙力、さらに論理的思考が求められます。簡単なことを難しく書くには、想像力やセンスが必要です。
つまり、質のいいライターとは、想定読者のレベルに合わせた記事を作成することができるライターといえます。
もちろん、簡単に伝える文章は大切ですが、それだけでは満足感が低くなり、読者が離脱する可能性が高まるでしょう。
Webライターを探す方法6選
ここからは、Webライターの探し方をご紹介していきます。
SNSを利用して探す
Webライターを探す際、SNSを使用することで効率よく探すことが可能です。Webライターを探すのに適したSNSは以下のとおりです。
X（旧：Twitter）
NOTE
X（旧：Twitter）で探す場合、ハッシュタグを上手く使うのがおすすめ。例えば、Webライター、SEOライターなどのキーワードに、人材や不動産、金融、地域名を加えて検索することで、目的のスキルを持ったライターに出会える可能性が高まります。
NOTEの場合には、求めるスキルを持ったライターをキーワードで探すことができることに加え、実際の執筆スキルやポートフォリオなどの実績が確認できるのがポイントです。
コンテンツ制作会社に依頼する
多くの企業では、ライターを個別に契約するより、コンテンツ制作会社やマーケティング会社に委託して、委託先が抱えるライターが執筆をしています。
大量の記事を作成できるのがメリットですが、ライターの質はさまざまなので、全てが成果の出る記事かというと、そうでもありません。もちろん、制作会社には編集者がいるので、一定のレベルは担保されると考えていいでしょう。
しかし、ライター個人と直接契約するよりもコストがかかるため、見極めも重要となるでしょう。月10〜20記事ほどであれば、質のいいライターを、2〜3名雇ったほうが、結果的にはコストカットにつながることもあります。
クラウドソーシングサイトを利用する
クラウドソーシングサイトは、個人のスキルと企業のニーズを繋げるプラットフォームです。
クラウドソーシングサイトに求人を掲載することで、探すことなくライターの募集ができます。一方で、誰でも登録できるため、未経験者も多く、求めるスキルを持ったライターに出会える可能性は低いでしょう。
そしてなんと言っても、できるライターはクラウドソーシングサイトを卒業します。クラウドソーシングサイトを利用すると、手数料として10%〜20%が売上から差し引かれるためです。
結果的に、クラウドソーシングサイトでは素人向けの単価の低い案件ばかりが増えています。企業が本気でコンテンツ制作に挑む場ではないといえるでしょう。
取引先に紹介してもらう
いいライターに出会うためには、取引先から紹介してもらうのも有効です。
取引先がWebライターと直接契約しており、その人が作るコンテンツに定評があれば
紹介してもらうこともおすすめ。信頼関係が重要なビジネスにおいて、取引先に紹介できるライターは、かなり質が高いと考えられるでしょう。
インターネットで探す
Webライターのなかには、自身でブログやサイトを運営している人もいます。インターネットで検索して表示されたサイトに個人ブログが含まれる場合、連絡を取ってみるのもいいでしょう。また、企業のサイトであっても、執筆者情報が掲載されている場合もあります。
自身でブログを運営している場合には、ライティングスキルのみならず、WebマーケティングやSEOへの理解も高いと考えられます。またすでに企業と取引しているライターなら、契約もスムーズに対応できるでしょう。
さらに、ライターが名前を出して活動している場合、信頼度が高いのも魅力です。
ライターの勉強会などで見つける
ライターの勉強会などのイベントに参加することで、自社に合ったライターを見つけられます。
実際にその場で話し、どんな人物でどんな実績があるか確認できるため、安心感があるでしょう。また、勉強会に参加するということは、ライターとして意欲があると考えられます。
長く付き合えるライターと出会える可能性があるので、勉強会のイベントに定期的に顔を出すのも有効です。さらに、ライター内のコミュニティから紹介も期待できるでしょう。
ライター個人に直接依頼するメリット
一定の品質を保つなら、コンテンツ制作会社に依頼するのもひとつの手です。しかし、個人に依頼することのメリットもあります。
ここからは、個人のライターに依頼するメリットに付いて解説していきます。
すぐに依頼できる
個人のライターに依頼する場合、企業に依頼するよりも早くコンテンツ作成に取り組めます。
企業の場合には、契約までに時間がかかることもあり、納品までに1ヶ月以上かかるケースもあるでしょう。それに比べ、個人のライターに依頼する場合には、契約後すぐにコンテンツ作成に進むことが可能です。
スピードが求められるWebの世界では、いいコンテンツをいかに速く作るかが重要。その点において、個人のライターを活用するのは一時的であってもメリットといえるでしょう。
要望が正確に伝わりやすい
コンテンツ制作会社や代理店をとおして記事の執筆をする際、ライターと直接やりとりすることはありません。要望は代理店をとおしてライターに伝わります。
そのため、自社の要望がライターに伝わりにくいというデメリットがあります。
一方で、ライターと直接やりとりをすれば、自社の要望やコンテンツの目的を共有しやすく、また、ライターの自社に対する理解が進むため、より効果的なコンテンツ作成が可能です。
また、自社の強みや業界の特徴を深く理解するライターを育てることは、コンテンツ制作において強みとなるでしょう。
企業に依頼するより安い
個人のライターと直接契約を結ぶ最大のメリットともいえるのが、コスト削減です。
コンテンツ制作会社やに依頼すると、マーケティング全般の最適化やサポートを得られるのが魅力ですが、その分コストが高くなりがちです。
なるべくコストを下げるには、ノウハウや経験が求められる戦略立案をマーケティング会社に依頼し、実行面は社内で行うなどの工夫が求められます。
コンテンツ制作など、自社でできるところは内政化することで、コスト削減を実現しつつ、効果的なマーケティング活動に繋げられるでしょう。
また、ライターの中にはサムネ作成や画像選定、入稿作業、装飾などまで請け負う方人もいます。コンテンツ作成全般を任せることができるため、コストを大幅に削減することが期待できます。
個人のライターに依頼する注意点
個人のライターに依頼することで、安くて質のいいコンテンツの制作が可能なのは魅力。一方で、メリットばかりではありません。
ここからは、個人のライターに依頼する場合の注意点について解説していきます。
管理コストがかかる
まず、個人のライターに依頼する場合、管理コストが発生します。納期管理や請求書のやりとりなどは、ライターの数が増えるほど負担は増えます。また、ライターからの質問に答えたり、個別に指示を出す必要もあるでしょう。
そのため、記事を大量生産したい場合には、個人のライターではなく、コンテンツ制作会社に依頼するほうが手間もかからず便利です。ライターを数名雇い、少数精鋭で月10記事〜20記事ほどのコンテンツを作成していく分には、それほど大きな手間はかからないでしょう。
校正や編集の手間が発生する
コンテンツ制作会社に依頼する場合、企画立案や執筆、校正、編集、入稿作業、装飾などを全て任せることができます。また、そのクオリティも担保してくれるでしょう。
ライターと直接契約する場合には、校正や編集は自社で行なう必要があります。ライターのスキルがさまざまである以上、一定のクオリティを保って納品してくれる企業は魅力です。
どうしてもコストを抑えるために、個人のライターに依頼したい場合には、編集者の経験のあるライターを探すのも手です。もしくは、すでにスキルのあるライターを編集者として起用するのもいいでしょう。
企業のWebサイトの裏側を見られてしまう
企業によっては、執筆だけでなく入稿作業をライターにお願いするケースもあるでしょう。しかし、企業が運営するWebサイトの裏側を見せることはリスクと隣り合わせです。
記事の中には企業の重要な情報が含まれる可能性もあり、十分に注意する必要があります。そのため、個人のライターに依頼する場合には、業務委託契約のほか、秘密保持契約の締結も忘れずにしましょう。
まとめ：Webライターに直接依頼すればコンテンツ制作コストを下げられる！
Webマーケティングが主流となった現代において、質のいいコンテンツを作成できるライターは貴重な存在です。一方で、高いクオリティのコンテンツを作れるライターに出会えず、悩んでいる担当者は多いのではないでしょうか？
また、Webマーケティング全般を外注する場合、かなりのコストがかかります。しかし、上手く活用することで、コストを最小限に抑え、効果を最大化することが可能です。
つまり、Webマーケティングのブレインであるターゲット選定や戦略、企画立案は専門のプロに任せ、コンテンツの作成や投稿は個人のライターに任せるなど工夫することです。
そうすることで、重要な部分を任せつつ、良質なコンテンツを安く作ることができるでしょう。