【革靴入門編#2】革靴のサイズ選びとは?スニーカーと何が違う?

おはようごばいます!

前回は靴の「木型」と「製法」(特にグッドイヤー・ウェルト式製法)について思いの丈を綴ってきました。

今回は、革靴のサイズの選び方をご紹介していきますので、最後までお付き合いください!

まあ、読まなくてもいいけど、あなたの履いてるその靴、スニーカーと同じサイズで履いてない?ゆるいくらいがちょうどいいとか、ぬるい事言ってんじゃないの???どうなの!?

ってことで、嫌味を吐きつついきましょ!

革靴とスニーカーのサイズ表記は違う

「靴は靴でしょ?俺の足のサイズは変わらないからいつものちょうだい。いつも履いてるのは27cmだよ。」こんな恥ずかしいこと、まさか言ってないですよね。。。?

多くの方が勘違いしていますが、実はいつも履いているスニーカーと革靴のサイズ表記の仕方は異なります。まぁ、これも業界的に統一しろ!って感じですけどね。

何がどう違う?サイズ表記のいろは

サイズ表記の違いはなぜ起こるのか?について解説していきます。

それは、「履く人の足の長さを表記」しているか、「靴の中の長さを表記」しているかの違いです。革靴は前者、スニーカーは後者での表記が多いですね。

そのためスニーカーで27cmというのは、あなたの足が27cmということではありません!スニーカーの中の長さが27cmということです。

一方で、革靴の場合は、25cmの人が履けるように作ります。そのため、サイズ表記も履く人の足の長さになるのです。

だいたい、スニーカーで27cmの方は革靴で25.5〜26.0、もっと言えば24.5になる方もいます。そりゃ、革靴ナメてる坊主が履いたらかかとガバガバなりますわ!!って感じですね。

では、なぜそんなサイズが違うのに履けるのか?次に紹介していきます!

靴の先に潜む「捨て寸」とは?

皆様、想像すればすぐ理解できると思いますが、つま先が靴の先にあたってることってないですよね?あるとすれば歩くたびにつま先が靴の内部で擦れたり、足の指が曲げられなかったりします。

これは、靴に「捨て寸」と呼ばれる、足が入らない空間がわざわざ作られているためです。役割としては、人が歩くたびに足は靴の中で前後に動きます。踏み込めば足が広がったり、前に重心をかけると足がより靴の奥へと入ります。

「捨て寸」がなければ足が自由に動かせず、歩くたびにストレスになるのです。そのため、あえて足が入らない余分な空間というものを作っています。

これが、あなたの足を実際よりも大きく見せている要因です。

自分にあったサイズを選ぶために

スニーカーに慣れた世代は靴はゆるいのがちょうどいいといいますが、それは誤りです。革靴とスニーカーでは靴そのものの柔軟性も異なります。そもそも、革靴は脱ぐことを前提としないものです。というか、もともとは脱ぐ文化がない国が作ってますからね。

革靴でかかとが余ってるとダサいです。せっかくのスーツも台無しに。だらしなく信頼感に欠けますので、サイズが合った靴を履きたいものです。

要は、自分の足のサイズを測る機会が無いことが問題です。百貨店や靴屋さんに行けば自分の足を計測してくれて、かつ足にあった木型の靴を提案してくれたりします。その際は、誰でもいいわけではなく、フィッティングの資格を持つ「バチュラー」の肩書の方が居るか訪ねてみるといいでしょう。

それでは、今日も仕事行ってきます。いつまで連投できるかは、皆様の応援次第かな。

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