Webライターが抑えるべき「2種類のニーズ」とは?
クライアントからキーワードをもらった後、何から手をつけますか?
いきなり記事を書き始めたり、構成を作り始めたりなんてことは絶対にしてはいけません。
まずは、タイトルにもあるように、2種類のニーズを抑えることから始メルのおすすめです。
読者のニーズを深く理解することで、今までとは一線を画す高品質の記事を書けるようになります。
本記事では、SEO対策の上でも最も重要な潜在ニーズの捉え方について解説するとともに、自然と潜在ニーズを理解できるようになるおすすめのトレーニング方法も伝授しちゃいます!
抑えるべき検索方法は2種類
まず、ニーズを知る上で欠かせないのが、検索意図の分類です。
読者がどんな意図を持ってGoogle検索をしているのかという点を抑えておくと、キーワードを見ただけでどんな時に調べるキーワードなのかがイメージしやすくなりますよ。
そして、検索意図は以下の2つに分けることができます。
情報のための検索(インフォメーショナル クエリ)
行動のための検索(トランザクショナル クエリ)
情報のための検索(インフォメーショナル クエリ)
情報を集めるために、検索することをインフォメーショナル クエリと呼びます。
例えば、「ワイン 産地」や「英語 学習」などのキーワードがこれにあたります。
インフォメーショなるクエリの特徴は、読者がワインの産地を知ったことで、その後どういう行動をするのかが分かりにくいことです。
このように情報を集めるための検索行動を、インフォメーショナルクエリと呼びます。
行動のための検索(トランザクショナル クエリ)
トランザクショナル クエリとは、検索した後に一定の行動が期待できる検索方法のこと。
例えば、「冷蔵庫 買い替え」や「ビジネス書 20代」などといったキーワードがこれにあたります。
その先の行動が明確な分、制約に繋がりやすいキーワードですが、ライバルも多く、SEO対策も難易度が高くなりがちです。
2種類のニーズとは?
そして、ここからが本題ですが、ニーズには、顕在化しているものと潜在的なものの2種類があります。
もちろん重要なのは、目に見えない、潜在的なニーズの方です。
星の王子さまが、「大切なものは目には見えないってことさ」といっているのは、まさにそういうことなんです。(違います。)
ここからは、この2種類のニーズについてご紹介していきます。
顕在ニーズ
顕在ニーズは把握というよりはもはや、キーワードそのものともいえます。
キーワードに見える形で検索をするのが、顕在ニーズの特徴です。
「冷蔵庫 買い替え」であれば、この人は「冷蔵庫が壊れたから、を買い換えたいんだな」程度の理解でOKです。
ここは、誰でも簡単に想像できますね。
潜在ニーズ
潜在ニーズとは、読者も気づかない、心のうちにあるニーズのこと。
例えば、「ビジネス書 30代」と検索する方は、「20代での経験をもとにステップアップして、30代という働き盛りの時期を、今後のキャリア形成のために過ごしたい」と感じているでしょう。
このように、一見すると「30代向けのおすすめのビジネス書が知りたい」と捉えられるキーワードも、その人が置かれている立場を深く想像することで、潜在ニーズが見えてきます。
そうすると、より読者の意図に沿った記事が作れるのはいうまでもありませんね。
潜在ニーズを理解するためのトレーニング
それでは、キーワードから潜在ニーズを探るための演習をしていきましょう。
キーワードを5つ提示していくので、それぞれ、どんな潜在ニーズがあるのかを考えてみてください。
引越し 相場
潜在ニーズ:引越し業者から費用の提示がされたが、自分が騙されているのではないかと不安を感じている。
ポイント:キーワードに「料金」ではなく、「相場」が使われているのがポイントです。なぜ、「相場」というキーワードで検索するのかが理解できれば、簡単ですね。
転職 給与交渉
潜在ニーズ:転職の選考が進んでいくうちに、給与が気になる。そのほかはいいのに、給与だけが条件に合わないため、給与交渉をうまく進める方法を知りたい。
ポイント:「給与交渉」と調べる方が、どんなシチュエーションに置かれているのかまで考えられるといいですね。
アパレル 残業時間
潜在ニーズ:転職や就活で失敗したくない。
ポイント:残業時間を調べることから、まだ業界で働いていなことが分かります。また、おそらくアパレル以外にもいろんな業種の残業時間を見ていると推察できますね。
まとめ:潜在ニーズをうまく掴んで、検索意図を知ろう
ニーズとか検索意図とか、トランザクショナルクエリとか・・・難しい単語が多く出てきましたが、要はそのキーワードを検索する人が、どんな人なのか?どんな状況に置かれているのか?を理解することが重要です。
明確なターゲットの設定することで、記事に必要な要素を洗い出すことができます。
また、今回ご紹介したトーレニングはいつでも簡単にできますので、ぜひ取り入れてみてくださいね。