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個人事業主・フリーランス必見! この補助金をぜひ使おう!

経営コンサルタントのtpといいます。いろいろな企業さんのお手伝いをしながら、経営相談員の仕事もやっています。

今回、個人事業主・フリーランス・従業員規模の小さい企業(これらを総称して「小規模事業者」といいます)のみなさんに、絶対に活用して欲しい補助金についてお伝えします。

どういう補助金なの?

その補助金の名前は「小規模事業者持続化補助金」といいます。下記URLを下にスクロールしていくと「持続化補助金」という項目があります。

https://seisansei.smrj.go.jp/

この補助金は、「小規模事業者」が、「売上アップのために使う費用」に対して、「国が、最大50万円・補助率2/3の費用を補助する」というものです。審査があるので全員がもらえるわけではありませんが、対象を小規模事業者に絞っており、補助率も高く、採択率も高いのが特長です。

小規模事業者は、以下の条件を満たす個人・法人になります。

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この記事を読んでいるあなたが、「個人で活動しているデザイナー」だったり、「従業員さんが5人以下の飲食店」だったらOK! この補助金をぜひ活用していただきたいのです。

どういう用途に使えるの?

この補助金は「売上アップのために使う費用」への補助になります。例えば、「ホームページを開設したい」「チラシ・カタログを作りたい」「お店の看板を新しくしたい」「お店に高性能のオーブンを入れたい」など、売上アップにつながる費用であれば対象になります。

補助は、「最大50万・補助率2/3」です。これはどういう意味かというと、「使った費用の2/3を補助するよ。ただし上限は50万までね」という意味です。例えば、ホームページの制作費用が60万円だったら、2/3の40万円が補助されます。でも、費用が90万円だったら、補助は上限の50万円までしか出ません。ですから、75万円の費用だと、補助率が2/3で上限ギリギリの50万円になるわけです。

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どうやって申請するの?

こんなお得な補助金、使わない手はないのですが、ここからがややこしくなります。なるべくわかりやすく説明したいのですが...。

(事務局)

あなたのお店・事務所がある地域に「商工会」があれば、提出先は「各都道府県の商工会連合会」になります。もし「商工会議所」があれば、提出先は「日本商工会議所」になります。地域によって提出先が変わるので注意してください。先ほど紹介したページに事務局のリンクがありますので、図を参考にしながら、該当するほうをリンクしてください。

https://seisansei.smrj.go.jp/

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(提出書類)

事務局のページにたどり着いたら、「公募要領」というPDFのリンクがあります。まずはそちらをダウンロードしてください。公募要領の中に、提出書類のリストがあります。

「様式○」という見慣れない言葉があるかと思いますが、これが提出書類になります。例えば、「様式1-1」「様式2-1」「様式3-1」「様式5」などです。それぞれ所定の書類があるので、必要事項を記入して、印刷・捺印して提出するわけです。

書類のテンプレートと記入例は、事務局のページからダウンロードできます。(単独)(共同)とありますが、他の人と共同申請する場合は(共同)となります。ほとんどの人が(単独)になるでしょう。

「様式4」というのがないですね。これは、地元の商工会・商工会議所の担当者が発行する書類です。みなさんは、補助金申請のために事業計画書を書かないといけません。その内容を商工会・商工会議所の担当者がチェックして、OKが出れば「様式4」を発行してもらえるのです。

その他、決算書だったり、電子データを保存したUSBメモリだったり、細々と条件が書いてあります。公募要領をよくよく確認してください。とっつきにくい文書ですが、万が一の伝達ミスがあったらマズイので、必ず自身の目で確認するのが大事です。

(締切)

補助金の締切日は以下になっています。申請して、採択されるまでの期間は、およそ1ヶ月~1.5ヶ月くらいになります。

  第2回:2020年6月5日(金) ※消印有効

  第3回:2020年10月2日(金) ※消印有効

  第4回:2021年2月5日(金) ※消印有効

自分のお客さんにおススメする!

この補助金、自分自身のために使うのはもちろん、自分のお客さんのために使うというのも有効な手です。

例えば、あなたがWeb制作者であれば、お客さんにこの補助金を申請してもらうわけです。60万円で申請して採択されれば、お客さんの実質負担は、1/3の20万円になるわけです。

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「持続化補助金を活用すれば自己負担は1/3になりますよ」は、かなり使えるセールストークではないでしょうか?

デザイナーさんであれば、ロゴデザイン・名刺・パンフレット・商品パッケージの制作に活用できますし、システム会社であれば、販売管理システムなどの導入にも活用できます。

ですから、まずはみなさん自身が申請してみて、そして、コツをつかんだらお客さんに提案してみてほしいのです。

事業計画書

この補助金の申請で最大のヤマが事業計画書の作成です。先に説明したテンプレートのうち、「様式2-1」のファイルになります。初めて見たらよくわかりませんが、慣れたら1~2日で書けます。書き方のコツについては、近々、記事をアップしたいと思います。

さいごに

さいごに、いくつか注意事項があります。

 ※補助金採択前の契約は無効です。

 ※補助金採択後、所定の期間内に作業完了しないと無効です。

 ※正確な情報は公募要領ですから、そちらもよく確認ください。

この記事を書いている2020年4月1日現在、新型コロナウイルスの影響で仕事が減って困っている人も多いと思います。特に個人事業主の人は立場が弱く、仕事の減少が生活に直結しやすいです。国はこのような補助金を用意して、何とかみなさんを支援したいと思っています。が、PRが下手なので、本当に必要な人に届いていないのが現状です。

この記事が、少しでもみなさんのお役に立ったら幸いです。


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