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【エッセイ】娘がくれたボーナスタイムの話
時々、2歳の娘のちょっとした発言に成長を感じることがある。
昨日の朝、保育園に行く前にカレーを作っていた。
ぐつぐつとお鍋が鳴りだした頃に、娘が言った。
「なんだかカレーの匂いがする!」
他愛もない言葉だが、それがもうすっかり赤ちゃんではなく、小学生みたいな物言いで、うわあなんかすごい成長したなと感動してしまった。
そして今朝。
朝からお手伝いをすると言うので、踏み台に乗って袋から食パンを取り出してもらっていた。
すると突然娘が言った。
「ママ、ごはん作ってくれてありがとう。」
食パンは生だし、卵焼きも昨日の残りだし、コップに牛乳を入れるくらいしかしてないのに、急になんて嬉しいことを言ってくれるのか。
どうしてそんなこと言ってくれるの?と聞くと、また娘が言った。
「ママが大好きだから。」
毎日イヤイヤ言って困らされているが、唐突にたまにやってくるこのボーナスタイムに、母はにやにやが止まらない。
今日1日、笑って過ごせそう。
娘よ、ありがとう。