【マンガ制作で最初にすることって?】企業マンガだからこそ大切な“取材”について
企業マンガを作る際に最初に必要なこと。
それは取材です。
どんな題材をマンガにする場合でも、まずは題材そのものを理解し、お客様がどのようなマンガを必要としているかを把握する必要があります。
難しい内容でも正確に理解し、課題解決ができるマンガを作り続けてきたトレンド・プロは取材で何をどのように確認しているのか。
この記事ではそんなノウハウの一部をご紹介いたします。
マンガ制作に必要な情報とは?
企業マンガは達成したい目的があります。その目的を達成するために取材時には下記5つを確認します。
①現状の課題
お客様が何に困っているか。マンガで何を解決したいかを確認します。今までの施策なども確認し、ストーリーの材料となる情報を集めます。
例)商品のメリットが消費者に伝わらない、サービスの認知度が低い、セクハラをする人が出てしまうなど
②マンガを使用する場面
どのような場面でマンガを活用するのか。マンガにたどり着く動線の整理をします。
例)冊子を店頭で配る、SNSで広告運用をする、社内イントラに乗せるなど
③読者ターゲット(主人公像)
企業マンガではターゲットの読者が自分事としてとらえられるよう、主人公をターゲット層に合わせることが多いです。
例)年齢、性別、属性、ターゲットの抱く悩みや課題など
④メンターの設定
企業マンガの多くは解説を進める「メンター」という役割のキャラクターを入れます。
普通の人間とすることもありますが、空想上のキャラクター(妖精や動物など)にすることも多いです。妖精などの場合、突然主人公の前に現れても辻褄が合うため、ページ、コマを短縮することができます。遊びの要素を入れることができるため、どのような雰囲気が良いか取材のタイミングで確認をします。
例)主人公の上司、片思いの同級生、企業のマスコットキャラクターなど
⑤マンガのゴール
マンガを読んだ後、読者にとってほしい行動を確認します。
物語の最後には主人公にその行動をさせ、人生が好転する(啓蒙マンガの場合うまくいかなくなる)といった内容にすることが多いです。
例)実際に商品を購入してもらう、会社目標の理解が深まる、違反行為をしないようにしてもらうなど
以上の5つが基本となりますが、お客様によっては取材段階ですべての項目がしっかり定まっていない場合もあります。その場合は過去の事例などを交えながら最適なご提案をさせていただき、より効果的なマンガ施策となるようご案内いたします。
取材のクオリティを上げる“取材シート”とは?
取材では上記の基本項目に加え、マンガの仕様に関しての情報(ページ数やサイズなどの)確認も必要となり、確認事項が多岐にわたります。
また、マンガ制作には編集者だけでも2名以上、シナリオライターさん、ネーム作家さん、作画担当さん、デザイナーさんといった具合に多くの人が関わります。
個人のメモだとどうしても内容に偏りが出てしまう中で、一定の取材クオリティを保つために“取材ヒアリングシート”という資料が生まれました。
ここでは実際に使用しているシートをお見せいたします。
特別な内容があるわけではありませんが、長年企業マンガを制作する中で検討されつくした必要な情報が網羅されているノウハウの結晶となっています。
取材前に入手済みの情報をシート上で整理しつつ、取材時には必要な情報に漏れながないか確認し、効果的なマンガを制作するために役立てられているというわけですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本記事ではマンガ制作前の取材で何を確認するのか、トレンド・プロはどんな姿勢、ノウハウで取材に臨んでいるかを紹介しました。
トレンド・プロでは取材以外にも今まで蓄積したマンガ制作のノウハウをもとに、企業の製品やサービスを効果的にPRできる広告マンガの制作を完全サポートします。
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