【Demon's Souls】ダークソウルのルーツを味わう【ゲーム感想】
こんにちはtozicaです。
今日は日曜日!
デモンズソウルをクリアした
PS+のゲームカタログには「Demon's Soul」のPS5版が入ってるんですよね。
なので、ここ最近遊んでたんですけど、この前ついにクリアできたので、今回はその感想を書きます。
プレイ時間としては30時間くらい。
全体的な感想としては、最初は割ととっつきづらさを感じてた部分も大きかったんですけど、だんだん楽しみ方が分かってきた中盤からはもうずっと夢中で遊んでましたね。
今回遊んだのはオリジナル版ではなくあくまでリメイク版なんですけど、それでもオリジナル版が名作と呼ばれていた凄みは十分に感じられたし、ソウルライクのルーツを味わうという意味でも、すごく意義のある体験だった気がする。
デモンズソウルって…なんだ?
あんまり知らない人向けへの説明も兼ねて。
本作はリメイク版ですけど、オリジナル版の「Demon's Soul」は15年前にフロムソフトウェアから発売されました。
いまやソウルライクという一大ジャンルを築いた始祖である「DARK SOULS」の、前作にあたる作品です。
ちなみにダークソウルもこの前遊んだので、そっちの感想記事もどうぞ。
つまり、デモンズソウルはいわばソウルライクのご先祖様とでも言うべき作品なわけですね。
基本システム
大まかな部分は、まぁだいたいダークソウルと一緒です。
つまり、敵を倒すとソウルが手に入って、それを使ってレベルを上げてパラメーターを上げることができて、死ぬとその場にソウルを落として、その状態でまた死ぬとソウルをロストする、いつもの感じ。
むしろ、デモンズソウルという作品を説明するには、ダークソウルと違う部分だけ列挙した方が分かりやすいかも。
大きく違う部分としては次の3点が挙げられると思います。
いわゆるエスト瓶がありません。回復アイテムも他のアイテムと同様にストック制になってて、他のゲームで例えるなら「Bloodborne」とかに近い感じ。なので回復アイテムを切らしたら稼ぎ作業が必要。
オープンフィールドではなく、明確にステージが分かれています。だいたい5ステージくらい用意してあって、拠点からどのステージにも飛べるし、どの順番で攻略してもOKという感じ。
装備重量だけじゃなくて所持重量という概念があります。所持重量を超えるアイテムは持ち歩くことができないので、使わない装備品とかは拠点にいるNPCに預ける必要があるし、これが実質的に回復アイテムの所持制限としても機能してる。
あとはまぁソウル傾向っていうシステムがあって、プレイヤーの行動に応じてステージ内に出てくる敵の強さとかが変わったりする……らしいんですけど、そっちは遊んでてあんまり意識したこと無かったかも。
意識することも無かったし、詳細を調べても「なんか…面倒くさそうだな…」って感想しか出てこなかったので、それ以降の作品で採用されなかったのもなんか納得しちゃった。
思い出に残ったところ
ゲーム全体の感想としては非常に面白かったんですけど。
せっかくなので、その中でも色々思い出に残ったものを雑多に書いていこうと思います。
なんか思いつくままに書いたら嫌な思い出が半分以上を占めちゃったんですけど、いや……うん、楽しかったよ……?
シミター
序盤のステージで入手してから、ずっと最後までメイン武器だったわたしの相棒。
ほぼ全てのボスをこいつで切り伏せました。
取り回しの良いモーションと装備重量、連撃も可能な低いスタミナ消費、その上なんと出血効果も付いてる。福利厚生~~~!!!!
中盤以降に色んな武器を手に入れては試したりしてたんですけど、いつも最後にはこの武器に戻ってきてましたね。
伝説の武器ポジションであるところのデモンブランドですら、わたしのシミターには勝てなかった。
草稼ぎ
本作ではエスト瓶が無くて、回復も消費アイテム頼りなので、回復アイテムを切らすと稼ぎ作業が必要になります。
ここらへんは好みが分かれるポイントだとは思うんですけど、個人的には「Bloodborne」での輸血液稼ぎもわりと嫌いじゃなかったので、今作の稼ぎ作業もわりと楽しかったなぁ。
ただ、ブラボとの大きな違いとして、回復アイテムである ”草” を落とす敵がかなり限られてるという点があって、意図的に稼ごうとしないと稼げないんですよね。
具体的には5つのステージのうち「ボーレタリア城」ステージに出てくる兵士系の敵がよく落とすんですけど、他のステージの敵はほとんど落とさない。
ブラボみたいに、どこでも適当なステージをぐるぐる回ってれば輸血液が集まる…という感じにはなってないわけです。
そんなわけなので、城以外のステージを攻略してる間に回復アイテムを切らすということがよくあって。
そこで「城に戻って草を稼ぐ」という行動を思いつくまでは、「ここからは…回復アイテム無しでクリアしろってこと…?」って思って割と絶望感に包まれてた気がします。
お店で買うと妙に高いし。
ボーレタリア城の3つ目以降のエリアに出てくる敵は高性能な草を潤沢に落としてくれるので、そこさえ行けるようになったらもう回復アイテム不足に悩まされることもないんですけど。
他のステージを一つでも最後までクリアしないと、そこのエリアは解放されないので、そこに辿り着くまではわりと大変でしたね。
2つ目のエリアのボス近くに後月草(2番目に弱い草、中盤の主力回復アイテム)を落とす敵が2体くらい出てくるので、そこをひたすらマラソンして稼いでた気がする。
要人
ゲームの最序盤、最初のチュートリアルボスであるところの「ファランクス」を倒して拠点に戻ると、巫女的な人に「そこの階段を登ったところに要人様がいるから話してきて」的なことを言われる場面があるんですよ。
ここで要人と会話することで、プレイヤーは果たすべき使命を知り、新たなステージへの扉も開かれる…っていう、ゲーム進行の上でもとても重要なイベントなんですけど。
この要人がね〜〜〜〜どれだけ探しても見つからなかったんですよね。
去年くらいにやった1回目のプレイでは、1時間くらい要人を探して拠点を彷徨った挙句にプレイを断念して。
んで、今回の2回目のプレイでもやっぱり30分くらい探し回ったけど見つからなくて。
流石にもう埒があかないなぁと思って攻略サイトで居場所を調べて、その上で5分くらい探したらやっと見つけたんですけど、これがもう、背景オブジェクトにしか見えないような出で立ちで。
「そんなん分かるかぁ!!!!」ってコントローラーを投げそうになった。
炎に潜むもの
坑道ステージにおける2つ目のボスなんですけど、個人的には本作で一番戦ってて楽しい、大変ヒリつくボスでしたね。
高い攻撃力と、分かりやすいモーションと、高い耐久性。
相手の攻撃には絶対に当たらないように神経を尖らせながら、隙を見てちょっとずつ敵の体力を削っていく戦いは、まさにソウルライクの極致という感じですごい良かった。
まぁ、こいつが割と硬めなタイプのボスで、技量ビルドを選択してたわたしのキャラでは効果の高い武器があまり手元になくて、それで無駄に苦戦を強いられちゃってた側面も多分にあるんですけど。
だからこそ、勝てた時の気持ち良さはひとしおだったなぁ。
魔法系のビルドだと割と簡単に倒せるらしいんですけどね。
竜の神
坑道ステージの最後のボス。
個人的に本作屈指の「排泄物、おお排泄物」案件でしたね。
個人的にはダークソウルの異形の苗床に匹敵するレベルだった気がする。
攻略法としては、
① ボスの攻撃を躱しながらギミックを2つ起動させる
② ほぼ無抵抗になるのであとはひたすら殴って終わり
…って感じで、文字で書くといかにも簡単そうなんですけど、ギミックを起動させるフェーズでボスの攻撃を一発喰らうともうほぼ即死なんですよね。
撃破成功するまでにめっっっっちゃくちゃ死んだ。
あと、プレイヤーが死ぬとまた一つ目のギミックを起動させるところからやり直しなのも厭らしいポイント。
異形の苗床との戦闘は、途中で死んでも進行状況はある程度そのままなので、そこらへんまだ有情だった気がする。
…まぁでも、異形の苗床はリスタート地点が遠いっていうのもかなり不評ポイントでしたからね。
竜の神はリスタート地点からすぐボス部屋直行なので、そこはまだマシなのかも。
……こういうのを目くそ鼻くそって言うんだ。
まとめ
そんなわけで、楽しいゲーム体験でした。
時には「クソゲーっ!!!」ってコントローラーを投げたくなるような気分になりつつも、なんだかんだで夢中で遊んじゃうというあたりには、ダークソウルのご先祖様たるポテンシャルを存分に味わえましたね。
やっぱりフロムはすげぇや。
PS+のゲームカタログに入ってるので、まだ未プレイという方は試しに触ってみるのも良いのではないでしょうか。
おすすめですよ。
おしまい。