【アニメ感想】正解を引くまで繰り返すしんどさが味わえる「Re:ゼロから始める異世界生活」
こんにちは、とぜです。
たま~にゲームセンターによると、よく「Re:ゼロから始める異世界生活」の青髪メイドの女の子のフィギュアが景品に設定されているのを高確率でみるなって思っていました。
アニメ化する前にちょっとだけなろうで原作を読んでいただけに、ちょっと辛い展開が待ち受けていることにためらって見ていませんでしたが、新編集版が最近始まったこともあってみることにしてみました。
★ざっくりとしたあらすじ
主人公のナツキスバルは17歳のニートの少年。
コンビニ帰りに瞬きしたら異世界にいました。
現代っ子が異世界に転生したらやりそうなムーブをしこたまかました後、自分には何の能力もないこと気づき、打ちひしがれていると、裏路地でチンピラに絡まれます。
能力の無い主人公はボコボコにされますが、偶然現れたヒロインの銀髪ハーフエルフが登場し、助けられます。
銀髪美少女は、大事な徽章(きしょう)を盗人にとられたようで、主人公はお礼もかねて一緒に探すことになります。
盗まれた徽章のありかを突き止め、その場所に突入しますが、奇襲に会い、主人公とヒロインは死んでしまいました。
その瞬間に主人公の能力が発動、チンピラに絡まれる前に時間が巻き戻ったのでした。
何度か失敗を繰り返すも、最終的にはけがを負っただけで徽章を奪還。
ヒロインの好感度も高い状態で知り合え、エミリアという名前を教えてもらうのでした。
その後も、無理難題のような危機的状況が繰り返され、そのたびに主人公は死んで過去に戻ってやり直しをさせられ、どのように主人公が成長していくか、というお話でした。
★感想
まず、最初にこのアニメを見て私が感じたことは、ニート設定なのに主人公のコミュ力が高すぎると思いました。
泣いている子供あやしたりする描写や、村や町の住人達と会話する描写がなんどもあるのですが、誰にでも気さくに話しかけられる人の良さが何度も見えました。
それに加え、ヒロインのことをナチュラルに口説けるナンパな面もあり、「こいつ、このコミュ力でなんでニートやってたんだろう…?」と言った印象を覚えました。
恋愛指南本に書いてありそうな、とりあえず人の褒められそうなところほめるといった、主人公がモテている理由に納得はできるのですが、ニートということに引っ掛かりを覚えました。
もしかしたらそのあたり、今後の2期で明らかになる要素なのかもしれませんね。
一番面白かったと思った個所は、ある事件のループで何をしても上手くいかない壁にぶち当たり、みんなの笑顔をあきらめようとする場面があります。そこで、サブヒロインに叱咤激励され、何も積み上げてこなかったニートであったことに向き合い、主人公が成長したシーンには涙を流しました。
主人公の行動で一番共感してしまった個所は、主人公が頑張っているふりして、何かやっている態度だけ見せて、うまくいかなかったときに、「仕方なかったね」って言われる準備をしているだけだったと反省するシーンがありましたが、「あっ、これ俺もやってるじゃん」と、思って辛い気持ちで涙が出ました。
あと、ヒロインたちはまるで母親のような母性があり、主人公をなんでも受け入れてくれれような存在で、とても興奮しました。
★こんな人におすすめ
・絶望を乗り越えるお話が好きな人
・母性溢れるヒロインが好きな人
・異世界転生ものに見飽きた人