■ ギリムイグスク ■
久しぶりに大里グスクに行ってみようと思い、向かっている時に見つけたのが「ギリムイグスク」です。アップの際、調べてみても情報がほとんどありませんでした。ギリムイグスクは小高い丘の上にあり、古代の地域支配者の居城だったとされ、グスク内にはお墓や拝所などがあります。
先之世之主の墓
「古代の地域支配者」とは…
ギリムイグスクは、天孫氏王の館跡とされています。天孫氏は琉球神話に登場する人物で、実在したかは不明なんだそうです。天孫は天帝の長男で琉球王となり、その王統は17800年も続いたそうです。天孫は伝説上の人物であるため、琉球開闢の神「アマミキヨ」と結びつけられ、いろいろな説が存在しているようです。
ウサチユヌ墓
さて、天孫氏王統はその後25代(17800年で25代?)続くのですが、利勇の謀反により王統は滅ぼされます。その利勇は、尊敦によって滅ぼされます。ちなみに、尊敦は琉球に渡来した源為朝と大里按司の妹の子とされています。尊敦はこの功績により中山王となり、1187年、琉球王国の初代国王・舜天王となります。
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