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器を大きくする方法

先日、10年以上前から関わっている。群馬イノベーションスクール(以下 GIS)の記念式典が行われました。

その場所で、GISの創設者でもある、田中仁さん(現 ジンズホールディングス取締役社長)と長谷川博和さん(現 早稲田大学ビジネススクール 教授)と、奈良のりえさん(フリーアナウンサー)とのパネルディスカッションがありました。


GISアドバンス 式典



その場でとても印象的な言葉がありました。

「売上はその人の器以上にはならない」

思わずメモをしてしまい、どのような意図か考えを巡らせていました。

式典後の懇親会では、田中社長と話す機会があったので、

「器はどのようにしたら大きくなるのでしょうか?」と質問をしてみました。

その回答は、「チャレンジすることだよ…」と言うことです。

この体験をきっかけに、「器を大きくする方法」について考える余地が生まれました。

本ブログでは以下に、「器とは何か?」について考察し、

自分なりの「器を大きくする方法」についてまとめます。

■ 器とは何か?

まず、疑問に思ったことは、器とは何か?ということです。

その歴史についてAIも活用し、調べてみました。

儒教や道教の文献には、「器」という概念に関連する箇所がいくつかあります。例えば、儒教の古典である『論語』の中には、孔子が弟子たちに対して「君子は小人には容れず、君子は器量に応じて人を使う」と述べています。また、道教の古典である『道徳経』には、「大器晩成」という言葉が登場し、物事や人の成長には時間がかかることを意味しています。これらの文言から、「器が大きい」という表現が派生したと考えられています。

Chat GPT3.5より

器の記述には、論語や老子道徳経にも、文言がありそうです。

■ 道徳教とは何か?

この老子の道徳教について興味が湧き、

その意味についても調べてみることにしました。

老子の道徳教は、『道徳経』によって表現されています。その要点は次の通りです:
1. 道の本質:道は無形であり、言葉や概念では捉えられない。それは宇宙の根源であり、万物の理を司るものである。
2. 自然の法則に従う:人は自然の流れに従って生きるべきであり、無為自然の状態に戻ることが重要である。
3. 無為自然の考え方:人は自己の欲望や執着を捨て、自然の流れに身を委ねることで、真の幸福と調和を得ることができる。
4. 柔軟さと寛容さ:柔軟さと寛容さを持ち、他者や状況に対して受け入れる心を持つことが重要である。
5. 政治と統治:政治においても、柔軟性や寛容さが重要であり、統治者は無為自然の原則に従って国を治めるべきである。

Chat GPT3.5より

老子の考えとは実に寛大であることがわかります。

これは、道徳経を学ぶことで、器が大きくなるのではないか?と考えるようになりました。

■ 大器晩成とは?

この老子道徳経には大器晩成という言葉が出てきます。

大器とはまさしく「器」のことです。

では、その本質はなんでしょうか?

『道徳経』の第39章には、「大器晩成」という言葉が登場します。具体的な文言は次の通りです:

「昔の上善は、わからない。その次が、それをもって下に負う。その次が、それをもって下から尊ぶ。信せずの仁を知り、順なる勇を知り、無事の物を知り、神なる器を知る。これを謂ふ、大徳の根。」

この文言から、大器晩成とは、信仰、仁愛、順応、賢明などの美徳や器量が、時を経てゆっくりと成熟していくことを意味しています

Chat GPT3.5 より

大器晩成で重要なことは、様々な人間を磨く要素が、

少しずつ大きく成熟していくことにあるのではないでしょうか。

そのプロセスは「気づき」そのものだと感じました。

私は、この少しずつ年輪のように気づき、広がっていく過程が、

「器を大きくする方法」だと気づきました。

■ 最後に器の大きい人とは?

回りくどくなりましたが、

器の大きい人とはどのような人なのでしょうか?

最後にその点についてまとめます。

"器が大きい人"が心の広い人間を惹きつける理由は、彼らが他人の意見や感情を受け入れ、押し付けない寛大さを示すためです。
彼らは自分の感情をコントロールし、他人の考えや行動に対して寛容であり、相手を受け入れることができます。
このような態度は、周囲の人々に安心感や信頼感を与え、人間関係を築く上で魅力的に映ります。
彼らは他人のミスや欠点を受け入れ、相手を許すことができるため、深い愛情と思いやりを示すことができます。
そのため、彼らは職場や恋愛関係においても魅力的に映り、人々を惹きつける要因となります。

perplexityより

以上のことから、様々な意見を受け入れる余裕が必要と感じました。

今回の機会をきっかけに、内省する余地が生まれました。

みなさんの考える「器を大きくする方法」は何でしょうか?

少し立ち止まり、考えることが余裕と言えるのかもしれません。


ここまでお読みいただきありがとうございました。

これからも学びを共有していきます。



懇親会後に食べたカレー/月の鐘

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