江良古墳群
説明
江良盆地の北縁部に、水田のある平地から高さ5m程度、差し渡し30mていどの小さな丘があり、その南斜面に4基の古墳があります。丘の全体が古墳公園として整備、公開されています。古墳とは古代の偉い人のお墓です。説明文によると、時代は古墳時代終末期、西暦で7~8世紀、今から1200~1300年前です。飛鳥時代や奈良時代にかかっていたかもしれません。この古墳の存在は古くから知られていて、めぼしい副葬品の宝物は持ち去られていたようです。発掘調査により、須恵器の皿や高坏がみつかったそうです。1号墳では丸石が数段積み上げられ、石室らしく仕上げられていましたが、2~4号墳は、棺の周囲に丸石を並べるだけだったようです。雑木林に覆われた古墳公園には遊歩道が整備され、ベンチもあります。古墳を観察しながら散策し、古代の歴史について想像してみてはどうでようか。(F)
画像
説明板
全景
1号墳
2号墳
3号墳
4号墳