永平寺口駅 えちぜん鉄道
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2023.12.30 永平寺に向けて車を走らせていると永平寺口駅の看板を見つけウインカーを作動させていた。
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ここは、永平寺口(えいへいじぐち)駅で、福井駅から勝山駅までを結ぶ、えちぜん鉄道勝山永平寺線の駅であり、大正3年に京都電燈越前電気鉄道の駅として開業し、開業時の駅名は永平寺駅であったが、その後永平寺口~永平寺~東古市と変わり、えちぜん鉄道になって最初の駅名である永平寺口に戻った。
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かつてこの駅は北陸本線金津(現:芦原温泉)駅と繋がっていたが、東古市-金津間18.4kmは 1969年9月で廃線となっていた。
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南側の旧駅舎は開業時の姿を変えることなく現在に至り、白を貴重とした下見板張りの外壁、寄せ棟造りの黒い瓦屋根、この2つのコントラストが映える洋風建築は、趣があり素敵であると思ったら国の有形文化財に登録されていた。
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旧駅舎は2014年にリニューアルし、地域交流・観光案内施設として使用されていた。また新駅舎横に煉瓦造りの国指定登録文化財旧京都電灯株式会社古市変電所もある。
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駅は島式ホーム1面2線・単式ホーム1面1線の3線を有する駅であった。
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2014年4月、駅北側に新駅舎が完成していた。旧駅舎を改築する案もあったが、別棟として新築されていた。
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通常使用されるホームは島式ホームの方で、駅舎に面している単式ホームは以前ここから分岐していた永平寺線の永平寺方面の列車が使用し、現在は平日朝に1往復だけ運行される福井-永平寺口駅の列車のみ使用し、ホーム間は構内踏切で連絡しています。
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ここは、寅さんで有名な男はつらいよシリーズ第9作『男はつらいよ柴又慕情』(1972年公開)のロケ地でもあり、この石碑は2017年に設置されたものです。
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京福電鉄が運行休止に追い込まれる前はここから永平寺の近くの永平寺駅まで線路が繋がっていたが、利用客減少で2002年に廃線となっていた。
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