工機前駅 ひたちなか海浜鉄道
2024.04.27
今年のゴールデンウィークはなんと10連休を頂、東北旅行に出掛けていた。ここからは勝田駅が、起点であるひたちなか海浜鉄道の駅を全て巡って終点駅の阿字ヶ浦まで行くことにした。ひたちなか海浜鉄道湊線は、茨城県ひたちなか市にある常磐線・勝田駅を起点とし、この駅からおさかな市場で有名な那珂湊を経由して、海水浴場のある阿字ヶ浦まで運行する全長14.3kmという非電化路線で、もともとは茨城交通が運行する路線だったが、利用者減少による赤字を理由に廃線が検討されたが、存続を願う住民らの声によって、第三セクター法人ひたちなか海浜鉄道が設立され運営が引き継がれていた鉄道であった。
勝田駅の次は、工機前駅で起点の勝田駅から600mの至近であった。駅名の工機とは、工機ホールディングス社のことで、インパクトドライバ、ドリル、グラインダ、丸のこなど1000機種を超える幅広い製品ラインアップしている会社で、なんとHiKOKI(ハイコーキ)ブランドは、この会社の製品であった。かつては、日立グループに属していたが、2017年3月に離脱し、米投資会社コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)に買収されていた。駅は、1面1線の無人駅で、開業は茨城交通時代の1962年(昭和37年)日立工機従業員専用駅として開業したが、何と1998年(平成10年)まで一般旅客営業をしていなかった。1998年までの日立工機従業員専用駅時代では、35年以上にわたってこの駅に停車するのは朝の上りと夕方の下り1本だけだったそうです。ほとんどの列車が通過するので「幽霊駅」とも呼ばれたそうです。その後、日立工機株式会社が「工機ホールディングス株式会社」に社名変更されたことを受けて、2019年10月1日に駅名が「工機前」に改称されていた。訪問の目的は、エキタグスタンプ捺印で無事捺印できていた。