諏訪大社 下社秋宮
2024.04.13
諏訪地方に来ていたので、諏訪大社秋宮に参拝に出向いた。
旧中山道と甲州街道の分岐点という交通の要所に鎮座し、境内の手水からは御神湯が流れています。そもそも諏訪大社とは、諏訪湖の南に位置する上社(前宮と本宮)と北側の下社(春宮と秋宮)の2社4宮で構成され、全国に一万社余ある諏訪神社の総本社である。ご祭神は、出雲大社に祀られている大国主命の第二子神、建御名方神(たけみなかたのかみ)とその妃神である八坂刀売神(やさかとめのかみ)で、下社ではさらに建御名方神の御兄神である八重事代主(やえことしろぬし)もお祀りしています。
この大きな木は、樹齢八百年ともいわれる「ネイリの杉」で、下社秋宮の御神木の一柱です。因みに春宮と秋宮の違いは、春宮は大隅流、秋宮は立川流という2つの流派の大工集団がほぼ同時期に、技を競うように建てたものです。 四つある諏訪大社の訪問の順番は、一番参拝者数の多い下社の秋宮・春宮、そして上社の前宮・本宮の順になるそうです。
そしてこの諏訪大社に龍神伝説が伝えられていて、乗鞍岳には龍神が住んでおり、頭は乗鞍岳の権現池に、胴体は乗鞍高原の御池に、心臓は、その御池の真ん中にある「祠」で、尾っぽは諏訪湖にまでつながっていると言われ、上社のご神体山に雲がかかると雨が降るといわれており、山に鎮まる神が水の徳を秘めているとされています。
そのようなことから諏訪の神の姿は龍であるといわれ、蛇体となって顕われた甲賀三郎伝説にもみえています。
有名な龍穴は日本に3箇所あると言われ、京都・貴船神社の奥宮と、奈良県の室生龍穴神社、岡山県の備前神社で、日本三大龍穴と言われている。木船神社の本殿真下には「龍穴」という大きな穴が空いているそうです。
これは御柱一之柱で、御柱とは、神のよりどころ、あるいは聖域を示す象徴と言われ、四本という数の意味も理解できます。
事実、建立の終わった御柱が倒れたり傾いたりすると、世の中に不吉な出来事がおきる、という言い伝えが諏訪にはあるそうです。御柱の風習は、諏訪地方では各村落でも独自に行なわれている。
これは二之柱で、この柱を6年ごとに建て替えるのが御柱祭で、他に宝殿の造り替え、それらのことから山で御柱となる木を選び、山から曳きおろし、境内に建てる一連の神事を指し、因みに“御柱”となれるのは樹齢150年、17メートルを優に超える選ばれた16本のモミの大木だけで、それを人の手で里に曳き出し、7年毎の寅と申の年に諏訪大社の社殿の四隅に建てます。
次回の御柱祭は2028年に開催されます。最後にまた、諏訪大社には本殿がありません。代わりに秋宮はイチイの古木をご神木とし、春宮ではスギの古木をご神木としていますが、これは自然物・自然現象を敬い神格化する古代の信仰「自然崇拝」の形をとどめているためであった。下社の2宮(春宮・秋宮)がありますが、最初に鎮座したのは春宮とされています、この後春宮にも参拝に出掛けよう。
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