JR下諏訪駅


2024.04.13
JR中央本線下諏訪駅にやってきた。


この駅に来るとやっぱり思い出すのは、旧中山道を歩いた日々と諏訪大社の祭礼御柱祭だね。


下諏訪駅は製糸業関係者が早くから鉄道建設を願っており、設置されると製糸業は急速に発展していった。


戦時中から時計などの精密工業の工場が作られ、鉄道開通が工業都市のきっかけとなったが、やっぱりここでは、駅にもモニュメントが飾られているとおり、古くは中山道と甲州街道の合流する下諏訪宿と諏訪大社下社の門前町として栄えた街であった。


ホームは地上2面3線構造で、日本家屋風の落ち着いたデザインの駅舎には観光案内所も併設され、その傍らには「駅・祭史料館」が設置されていた。


ここは別名「街かど博物館」と言い、写真やポスター、御幣など、諏訪大社御柱祭の下社に関連する各種資料を展示している。次回2029年の開催が待ち遠しいな。


またここでは、鉄道資料などを常設展示していたが、やっぱりメインは御柱祭で、壁には以前の御柱祭ポスター、数々の写真に見入ってしまう。


中央に設置されている長テーブルは、御用材と同じモミの木の巨木の一枚板を使用したものであった。


また、下諏訪駅周辺は歴史遺産や史跡が多く点在している。ここまで来たら諏訪大社の下社二社(秋宮・春宮)を参拝せずには帰れない。秋宮では毎年8月から翌1月末まで、春宮では2月から7月末まで御祭神が鎮座することからその名が付いていて、毎年2月1日と8月1日に遷座祭が執り行われます。


そうだ、万治の石仏にも出掛けることにしよう。下諏訪は中山道と甲州街道が合流する宿場町ということもあり、合流地点の秋宮付近は本陣岩波家をはじめ風情のある建築や街並みが残るエリアです。


温泉も湧いているため、旦過の湯や新湯、菅野温泉といった源泉かけ流しの公衆浴場も点在する大好きな街であった。


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