JR鉄道最高地点


2024.04.13
7年ぶりにこの地にやってきた。鉄道最高地点があるのは、野辺山~清里間の線路と、国道141号の旧道が交差する踏切付近で、線路北側にJR 鉄道最高地点の標柱、南側に「日本鉄道最高地点の石碑」が立っている。


JRが 鉄道最高地点といわず、JR鉄道最高地点と称しているのは、立山黒部貫光の室堂駅(標高2450m)の方がはるかに標高が高いためで、立山黒部貫光の立山トンネルトロリーバスは、架線から電気を得て走る「無軌条電車」で、実は鉄道の扱いなのである。


だからトロリーバスを運転するに当たっては鉄道の運転免許証が必要なのである。ロープウェイ(鉄道事業法では「普通索道」 )を含めれば、駒ヶ岳ロープウェイ千畳敷駅(標高2612m)が最高所になってしまう。


つまりは、通常の「線路を走る鉄道」での最高点がこの野辺山の踏切であった。線路脇に木製の標柱、線路を挟んだ反対にも石碑があり鉄道ファン以外にも記念撮影をされる方が多くいます。


その傍らには鉄道神社もあり、鳥居の奥にはかつて小海線を走っていたSLの車輪が祀られ、1対の車輪は「対」であることからご利益は夫婦円満・縁結びのご利益があるといわれます。


標高の語呂合わせが「1375ひとみなごうかく」で最近は受験生にも人気で、御神体にはレールとなっている。また、お参りする時の鈴の代わりにレールを固定する犬釘など、鉄道に縁のあるものばかり。なお、この踏切を通過する旅客列車(普通列車)は、下りの小諸駅行きが1日12本、上りの小淵沢駅行きが1日14本ですので、なかなか列車は通りません。車両はディーゼルの気動車キハ110系が使用されています。


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