豊洲社中

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日本酒から日本の歴史・伝統・文化を取り戻し、日本を元気に! 【第二回】長期低迷する日本酒の国内消費と2つの要因

第一回では「世界に羽ばたく日本酒!」と題して、日本酒の海外での人気が高まっているという明るい話をしました。今回は日本酒の国内消費が低迷し続けているという厳しい現実に目を向けていきます。そのうえで、日本酒低迷の2つの要因として「日本酒業界の課題」と「根本的な問題」について触れていきます。  長期低迷する日本酒の国内消費 まずはこのグラフを見てみましょう。 日本酒の国内出荷量は、1973年のピークから約50年の間に77%も減少しました。見事な右肩下がりになってしまっています

    • 日本酒から日本の歴史・伝統・文化を取り戻し、日本を元気に! 【第一回】

      豊洲社中は今年2024年の1月に設立したばかりですが、この度 「日本酒×インバウンド×体験」 を最初のテーマに定め、 2024年夏に最初の事業を開始 することになりました。 このテーマを選んだのは、「海外で日本酒人気が高まっている」とか「インバウンドが盛り上がっている」というビジネス的視点ももちろんありますが、それと同じかそれ以上に 「日本酒から日本を元気に!」という我々の想いがあります。 そこで、事業開始に先立ってその想いをコラムにまとめることにしました。 少々長くなりそ

      • 長崎・亀山社中跡地を訪ねて ~「和魂洋才」の原点に触れ、創業の志を再確認~

        2024年のゴールデンウィークを使って家族で長崎旅行に行ってきました。私は6歳と4歳の子供がいますので、家族を雲仙やハウステンボスなどに連れていき、十分に家族サービスをした後にはなりましたが、私の隠れた(?)目的地である亀山社中跡地や旧グラバー邸などを訪れました。 昨年に大河ドラマ「龍馬伝」を再視聴していたこともあり、坂本龍馬とトーマスグラバーの息詰まるやり取りや、亀山社中メンバーの長崎での活躍や葛藤などのシーンが思い出されました。そしてこの長崎から日本が変わっていったとい

        • 豊洲社中株式会社 設立趣意書

          日本が元気がない。 「失われた30年」いう言葉も聞き慣れるほどに年々と閉塞感が強まる。 その要因は何か? 「政治のせい」「財政金融政策のせい」などと何かのせいにしたがる風潮もあるが、何か一つのせいにできるほど単純な問題ではない。 考え得る要因の中で、日本が過去30年に新しい中核産業を興せなかったという事実は間違いなく大きな要因の一つだろう。 日本は、戦後復興から高度成長期にかけて次々とイノベーションを生み、電気製品や自動車に代表される多くの「モノ」を武器に世界トップの競争力

        日本酒から日本の歴史・伝統・文化を取り戻し、日本を元気に! 【第二回】長期低迷する日本酒の国内消費と2つの要因