【アンバー④希少性の高いブルーアンバー】
今回はアンバー(琥珀)の
偽物や希少価値の高いブルーアンバー
についてご紹介します。
1.代表的な処理方法
アンバー(琥珀)によく行われる
代表的な処理方法としては、
色を変えるための加熱処理が一般的です。
空気中でアンバーを加熱すると
黄色→橙色→褐色→赤色と
段々と色が濃くなって行きます。
ただ、地中から掘り出したアンバーは
加熱処理をしなくても、
有機物を含む石であることから年数が経つにつれ
色が少しずつ変化する特徴があります。
地中に埋まっていた時は、
何千万年レベルでの少しずつの変化なんですが、
空気にさらされると一気に加速してしまうんです。
早いものだと数年で
色が違って見える様なことが起こります。
また、中の不純物や気泡が出てくることで、
透明度が高くなる場合もあるようです。
2.アンバーに似た石・偽物?
コーパルはアンバーの成長度合いが
まだ若い状態のものを指し、
メキシコ語のコパリ(樹脂)が語源になっています。
偽物ではないのですが、
まだ分子構造も未熟で柔らかいコーバルを
急速に成長させる処理を施して
アンバーのような硬さにしたものはあるよう。
ちょっと見ただけでは
見分けは付かないと思います。
流通しているアンバーの加工品の中でも
元々はコーパルだったという物は
結構あるかもしれません。
ブルーアンバー(カリブ三大宝石)
多くのバリエーションを持つアンバー(琥珀)
ブルーアンバーはカリブ三大宝石のひとつと
言われる程、高価で物によっては
百万円以上で取引されるんですよ!
見た目は普通のアンバーと変わらないんですけど、
紫外線を当てると色が
ブルーやグリーンに変化します。
ブルーアンバーの希少性が高まった理由として
以前は3つあったドミニカの産出される山が
1つは災害で採掘不可能に、
もう1つは採掘権を中国に買われてしまい
たった1つの山からしか採掘できなくなったことも
影響しています。
そのため、高度な技術で加工された
ブルーアンバーの偽物が増えているようです。
次の記事は、
アンバー(琥珀)の持つエネルギー
についてご紹介します。
お楽しみに〜
でわ!