【クリソコラ②共生する石】
クリソコラには
色んなバリエーションがありますが、
その中でもご紹介したいものが、ジェムシリカです。
1.珪化した特別なクリソコラ ジェムシリカ
ジェムシリカというのは、
珪化した特別なクリソコラです。
珪化というのは石英が染み込んで
カルセドニーとかアゲートとかに
なっている状態ですね。
硬度も高いので、
加工品としてそのまま十分
扱うことができます。
この中にもランクがあって
本当に透明度が高いものを
ジェムシリカと言うんですけれども、
ちょっと落ちてくるものは
クリソコラカルセドニーとか
クリコソラアゲートという風に
言われたりすることもあります。
上の画像のものは
クリソコラカルセドニーか
クリソコラアゲートの中間くらいかなって
感じなんですけれども
これでも非常に美しいですよね。
じゃあ純粋にジュエリーとして
扱われるようなジェムシリカと、
こういうふうにちょっと模様があったりする
クリソコラカルセドニーレベルのものが
エネルギー的に違うかというと、
これはやっぱり
珪化したクリソコラなので、近いです。
パワーストーンとして、
例えばビーズとかブレスレットとかで
削られているものは
ほぼこれぐらいのグレードかなと思います。
本当に透明度の高い
ジュエリークラスのジェムシリカでは
なかなか難しいですね。
2.クリソコラの亜種
これ以外にも、
水晶の中にクリソコラが入った
クリソコラインクォーツという
珍しいものもありますね。
他にも、クリソコラの亜種は非常に多いです。
ただこれは先ほどから言うように
クリソコラは様々な鉱物と一緒に
共生して産出するので、何かが混じっていて、
たまたま人間がつけた名前がこれだった
という感じなんですよね。
その中でもっとも有名なのは
クォンタムクアトロシリカです。
アズライトとかマラカイトとか赤銅鉱とかが
一緒に混ざって産出されます。
クアトロというのはポルトガル語で
4という意味で、
4つの石が入ってますよということですね。
その他にもシャッタカイト。
これは1915年アメリカのアリゾナ州にある
シャッタック鉱山で産出したことから
シャッタカイトと名づけられました。
あとはエイラットストーンですね。
これはイスラエルのエイラット産の
クリソコラです。
ターコイズやマラカイト、アズライトと
ともに産出するらしいですが、
ソロモン王が身につけたと
言われている石です。
ではでは、次回の記事もお楽しみに!(^^)!