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【アジュライト?②マラカイト?の違い⁈】
今回は、
アジュールマラカイトについて
アジュライトの伝承
取り扱い上の注意・偽物・加工
についてご紹介します。
1.アジュールマラカイトについて
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アジュールマラカイト
アジュライトは
単体で産出されることは珍しく
概ね、青色のアジュライトと緑色のマラカイトが
共生した状態で産出されることが多く、
「アジュールマラカイト」
と呼ばれて流通しています。
写真のアジュールマラカイトの様に
モコモコ、ウネウネした感じ…
僕は、ちょっと苦手ですね。
けど、拡大してマクロで見ると
めちゃくちゃ綺麗だったりするんですよ!
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この写真のアジュールマラカイトは、
アジュライトとマラカイトが
綺麗に分離していますね。
けれど、色が違うだけで、
改めてアジュライトとマラカイトは
とても近い鉱物なのがわかりますね。
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この写真は、
アジュライトとマラカイトが混ざり合って
生成されているタイプです。
アクセサリーや加工品などで
多く流通しています。
ただ、アジュライトだけのものは
すごく少ないかもしれませんね。
2.伝承
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アジュライトは、洋の東西を問わず、世界中で
顔料として使われてきた歴史があります。
また、古代エジプト等では、
特に神聖視され、
宗教儀式に多用されていました。
さらに、薬効を期待して医療品として
白内障などの治療にも使用されたという
伝承も残されています。
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群青色=アジュライト
アジュライトは
高級岩絵の具として古くから愛されていました。
けれど、アジュライトはマラカイトに比べると
非常に不安定な鉱物なんですよ。
そのため、昔、アジュライトを使って
美しい群青色で描かれた絵は、
化学変化が起きて、緑色のマラカイトに
変わってしまっています。
3.取り扱い上の注意・偽物・加工について
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アジュライトは硬度が低めなこともあって、
衝撃には弱く脆い石です。
基本的に、ビーズとかペンダントルースなどに
加工される場合は、
透明な樹脂を浸透させて
硬度を上げる処理が行われています。
アジュライトは、
樹脂含浸処理の加工が
必要な代表的な石でもありますね。
浄化に関しても、特に問題ないですが、
あまり水で洗い過ぎることは
止めた方がいいですね。
また、アジュールマラカイトを砕いて圧縮した
すごく不自然な感じの偽物も流通しているので
注意が必要です。
今回はここまで!
次回の記事も見て下さいね〜
でわ!