【カイヤナイト②サファイアとの違い】
どうも(^▽^)/とよぴーです!
今回は、
成分・産地・亜種・偽物
加工・取扱の注意
について、詳しくお話します😊
この写真のカイヤナイト、
めちゃくちゃきれいじゃないですか?
サファイアと見まちがうような
美しさですね。
1.成分
成分がAL2[O|SiO4]
アルミニウム、ケイ素、酸素の化合物
実際カイヤナイトは、
サファイアと発色要因が同じで、
鉄とチタンによる発色らしいんですよ。
そして化学組成としても
サファイアに近いということなんです。
実際過去にカイヤナイトは
サファイアと間違えられて
加工されたことも多いらしいです。
その際、二硬石なので、
一つの角度からするとすごく柔らかいわけです。
イメージすると、竹のような感じですね。
片方が横からの衝撃にはめちゃ強いけれど、
縦からはパンと割れる、みたいな。
それでジュエリーに加工すると
簡単に割れてしまうということも多かったそう。
なので、ジュエリー的なカッティングは
けっこう珍しいんじゃないかな。
実は、カイヤナイト、
全く同じ化学組成でありながら
全く違う結晶構造と見た目を
持っている石が2つあるんですよ。
2.亜種
1つがシリマナイトです。
透明に近い物や、グリーン、
グレーがかったもの、
キャッツアイっぽいもの、色々あります。
もう1つがアンダリュサイト。
これはビーズでいうと
十字石って言われるものの一つなんです。
十字に黒い模様が浮かぶんですね。
ジュエリークオリティに関しては
非常に魅力的な
グラデーションを持っている石です。
このシリマナイトとアンダリュサイトは、
カイヤナイトと成分が一緒です。
だけど、見た目と結晶構造が違うっていう
親戚みたいな感じの石なんですよね。
鉱物の世界って本当に不思議ですよね。
3.産地
カイヤナイトの産地は、
一番いま多く採られているのは
おそらくブラジルかなと思うんですけど、
よく出ている産地でネパールとか、
ケニア、ロシア、オーストラリア、インド、
アメリカ、カナダ、ミャンマー、スイス、
オーストリア、イタリア、フランス、ノルウェー、
メキシコ…とけっこう色々なところで産出しています。
ただ産地によって色のニュアンスとか
けっこう違ったりもするんです。
最近だと、ネパールで採れる
高クオリティのカイヤナイトが
宝石質のサファイアと同じくらい
美しいと言われ高い評価を受けています。
ブルーのカイヤナイトだけでも、一部分で
これくらいの色や質感の違いがあります。
中にはアクアマリンみたいなすごく淡い色の
カイヤナイトもあるんですよ。
先ほどオレンジとかグリーンがあったように
色のバリエーションはけっこうある感じですね。
4.取扱上の注意
浄化に関しては、
太陽光と塩には若干弱いかな、
そこまで気にしないでもいけるかなと。
むしろ二硬石ってところで、
パンとまっ二つに割れるっていう、
衝撃に弱い性質があるので
落としたりするほうが危険かなと
僕は感じてます。
偽物について認識してないです。
聞いたことがないですね。
5.加工
ブラジル産で染色されたものが多く出ている
ということを聞きます。
青くてものすごくきれいなんだけど、
価格が安いものは、注意した方が
いいかもしれないですね。
次回は、カイヤナイトの個性や
エネルギー的な特徴についてお伝えしていきます(^^)