豊中の図書館問題連絡会ニュース3号 公開質問状の回答集
全豊中市議会議員及び予定候補者※に公開質問状を出し、回答が来ました!
2023年3月議会で、豊中市は蛍池図書館と髙川図書館の閉館及び改修に関わる予算を提出、可決されました。まだ(仮称)中央図書館の候補地も確定していない、住民への説明もしていない状況で、市民の身近な図書館をどんどん閉館していく。この姿勢に対し地元住民から強く説明を求められ、市はようやく蛍池で3月21日に、高川で4月15日に説明会を開くことになりました。このほか、地域住民からの声で、服部で3月18日、野畑で4月14日に説明会を実施予定です。
地域の身近な図書館をなくすな!の声は大きくなるばかりです。私たちの代表である市議会議員はこの声にどうこたえるのでしょうか。豊中の図書館問題連絡会は全議員に質問状を出しました。
※2023年3月現在で連絡先が判明した予定候補者
公開質問実施の意図
豊中市教育委員会は「豊中市立図書館みらいプラン(素案)」を先月発表しました。
豊中の図書館には二つの特徴があると考えます。一つは地元市民の熱い要望にこたえる形で整備されてきたことです。もう一つは全国に先駆けて小中学校に学校司書を配置したことです。「学校図書館を考え専任司書配置を願う市民の会」の運動が実ったものです。
これまで、各図書館と市民のネットワークは密であり、市内の公共施設を利用する市民の数では図書館が一番多いです(市実施の市民アンケート)。
「みらいプラン」ではこのような身近な図書館の3館が廃止され、2館が大幅縮小するとされています。図書館の空白地域がより一層拡大します。
「豊中市(仮称)中央図書館基本構想」では図書館編成について具体的な説明がない中で、身近な図書館をなくさないでほしいという署名は2月19日時点で15,982筆集まっております。
しかし、図書館編成を具体的に示した「みらいプラン」を市民に発表したシンポジウムでは、質問の時間はなく、多くの市民が知らないまま事が進んでいこうとしています。市民が知らない中で図書館がなくされてもいいのでしょうか。
そこで「みらいプラン」についてのお考えを伺いたく思います
公開質問の設問
1 岡町図書館が老朽化しているので新たな中央図書館を作るということは当然です。しかし、現在市民が利用している図書館を閉館する理由が理解できません。令和元年から利用者が減ったと言いますが、令和元年度はコロナで学校休校・図書館休館の年です。利用者や貸し出し数が減ったのは当然です。しかも身近な図書館がなくなれば利用者や貸し出しは減るでしょう。
3図書館閉館、2図書館大幅縮小についてどうお考えになりますか。賛否をお示し下さい。
2 閉館と縮小で市内の図書館空白地域が一層拡大します。
私たちにとって本との出会いは大切です。小学生は子どもだけで校区を離れてはいけないと指導されています。近くにある図書館を廃止するのは子どもの育ちにとってもマイナスです。
高齢者にとって身近な場である図書館を減らすことは閉じこもりを助長することになります。車いすで行ける図書館がなくなるのは痛手です。介護タクシーを利用すると多額の費用が掛かります。是非身近な図書館を残してほしいと願いますが、賛否をお示しください。
3 豊中市はかつて図書館事業を特定事業として、市民一人当たりの図書館費を2000円以下にするとして削り続けてきました。平成25年度は市民一人当たり2679円、それが2501円まで下がりました。その結果北摂他市と比べ低くなってしまいました。吹田市3672円、高槻市3224円、枚方市は2968円です。図書館費を下げた事で、豊中市の図書館サービスは大きく低下しています。2000円まで下げることをどうお考えですか。賛否をお示しください。
4 図書館の命は司書です。レファレンス機能や人と「本」とをつなぐ役割、学校図書館との連携を担う事や歴史的資料の保存や公開、地域の生活情報を提供することなど、多様な仕事があります。このような司書を、図書館費削減のために減らすことをどうお考えですか。賛否をお示しください。
5 豊中市の公共施設総合管理計画では公共施設の延べ床面積を80%に減らすという目標が掲げられています。しかし、「みらいプラン」の新中央図書館完成後の図書館配置計画では、3館廃止と2館の大幅縮小で、現床面積15136㎡の63%(10046㎡)となってしまいます。なぜ図書館だけこれほど減らされるのか私たちは納得できません。この大幅な面積縮小に対する賛否をお示しください。
賛否回答一覧(豊中市議会議員・予定候補者)
連絡会としての感想
議員も揺れていた!
直接の賛否については公明党と市民フォーラム、自民新風会の井本議員中岡議員北川議員、無所属の中川議員が回答を控えるとのお答えでした。ただ、いずれも詳しい意見を寄せられました。しかし、維新の会は一切回答をしない姿勢を選択されました。
市が議会に提案した予算の項目にかかわる質問です。回答しないという選択そのものが私たちの目には異様に映ります。
以下賛否および具体的な意見を読んだ私たちの感想を記します。
① 3図書館閉館、2図書館大幅縮小について
具体的に市は閉館・縮小の予算案を出してきています。これについて賛成と答えた会派、議員もありますが、会派をこえて、どちらともいえない又は△、あえて「答えない」「賛否を示せるものではない」などの回答が多いのは驚きです。
多くの市民から寄せられたパブリックコメントの結果も発表しないで、議会に閉館と縮小の予算だけを出す市のやり方に対して、問題を感じている議員が多いと読み取れます。
中央図書館の場所も未決定、パブリックコメントの結果も伏せたまま閉館の予算だけ出すっておかしい!議会軽視?議員だって揺れますよね!
※ 2023年3月30日に市はパブリックコメントと「豊中市立図書館みらいプラン」を公表。
本質問は公表前に回収したものです。
② 図書館空白地域が拡がることについて
設問②は設問文として「身近な図書館を残して欲しいと願いますが賛否を」と書いていますが、回答用紙には「図書館空白地域が拡がることについて」としたため、回答に混乱を招いてしまったと思われます。
身近な図書館がなくなり、空白地域が拡がることへの
反対や懸念を持つ議員が多い!
③ 図書館費を2000円まで下げることについて
議会において他市状況が明らかにされたこともあり、全員ではありませんが、ほとんどの議員が2,000円にこだわる必要がないと認識されていることがわかりました。
参考)各自治体の市民一人あたりの図書館費(2021年)
豊中市:2,470円、吹田市:3,672円、高槻市:3,224円、枚方市:2,968円
過去、2000円と叫び続けて図書館費抑制を図ったのはなんだったのでしょうか。図書館の充実こそ市民の願い。議会にもその認識が広がったと考えられます。
④ 司書を減らすことについて
市は司書の非正規化を含む削減を進めてきました。これ以上の削減は多くの議員が反対していると読みとれます。絶対に削減するべきでない!
⑤ 公共施設の延べ床面積削減目標より大幅な面積縮小について
この項目についてはっきり賛成とする議員は少ない。
「公共施設等適正管理推進事業」について深掘りが必要なのでは!?
【総括】
市民の意見に十分耳を貸さず、議会への提案もいびつ、閉館ありきで突っ走る市の姿勢は納得できません!!
市民が市を動かした!
連絡会は、署名を16,731筆(2023/3/31現在)集め、タウンミーティングを2回、市民請願を提出、パブリックコメントへの周知、そして地元住民は説明会を求めるなどの活動を続けてきました。
2023年3月30日 市は1月に実施した意見公募手続(パブリックコメント)の結果と豊中市立図書館みらいプランを公表しました。パブリックコメントは、提出人数203人、意見件数681件となっています。集会などで意見を提出しよう、と声掛けした成果が現れました。平成31年の総務省による意見公募手続の施行状況に関する調査結果によれば、意見公募手続の1 件当たりの提出意見数は約 28 となっています。681件という数字がとてつもなく多い、それだけ市民の関心が高いということだと思います。
「豊中市立図書館みらいプラン」は、上記意見公募の意見を参考に(素案)から大幅な変更がありました。サービスポイントに位置付けられていた蛍池・高川は分館への位置づけに変更となりましたが、服部は中央館の位置により廃止かサービスポイントのままとなっています。
意見を提出することで市はプランを変更する、ということが実証されました。あきらめずに引き続き活動していきたいと考えています。
声を挙げれば変えられる!
豊中市議会議員の 回答 (原文のまま掲載)
公明党回答(会派で一括)
1、については、設問に対して単純に賛否を表す事はなじまないものだと思いますが豊中市の方向性については賛成いたします。
これは(仮称)中央図書館基本構想29ページの中でも触れられていますが、すべての図書館をそのままの規模で更新・改修した際にかかる費用の試算を行った結果、令和3年度から令12年度までの10年間で約41億円、年間で約4億円の費用負担が必要となるということで、市の公共施設の更新・改修にかける費用の6.7%を毎年図書館だけで占めてしまうということ。これとは別に27ページには市立図書館の運営には毎年約10億円の費用がかかっているということ。これらの将来的な課題に対して、どのように情報アクセスや市民サービスを維持していくのかということについていろんな角度から列記されているものと考えます。例えば施設総量フレームに準じて再編は行われる方向性ですが、特に全国の先進事例を参考に、それぞれの施設の役割を明確化し、市民が訪れやすい環境整備、複合型施設であったり、図書館内を滞在型に力を入れる想定であったり、アウトリーチ型の運営やデジタル書籍導入の可能性など、サービスの拡充案が示されております。
2、についてはこの設問についても、単純な賛否の答え方についてはなじまないものだと思います。その点を踏まえて言いますと、豊中市の考え方に理解ができます。豊中市立図書館みらいプラン(素案)の冒頭の位置づけにも出てきますが、豊中市は私ども会派が提案をしてまいりました立地適正化計画を策定していることから施設総量フレーム80%に取り組みコンパクトシティーを推進して、コストのかかる施設管理経費を抑えながら、住み心地の良い便利で快適なまちづくりを目指しています。電子書籍等非来館型サービスと共にその1番のカギを握るのが公共交通の発展的運用です。デマンド型乗り合いタクシーを市民ニーズに応えてもっと便利にもっと活用しやすく発展をさせていくことによって図書館を含めた私たちの市民生活に欠かすことができない重要な施設や拠点への快適な移動を可能にすることができると考えています。
3、のこの設問については、お電話でお問い合わせをいただいた時にも、わが会派の委員会での質問に対してのご評価をいただけたものと思います。必ずしも図書館費を2000円以下に下げることを良しとするものではなく、発展的に取り組むべきだとの考えを示させていただいたところであります。
4,についてはこれについても(仮称)中央図書館基本構想に記述がありますが、司書の削減というよりも例えばレファレンスサービスなど「人と人、人と情報をつなぐ」という機能については専門性や知見を積み上げて市民に還元できる育成が望まれるという点、更にはデジタル化の対応が難しい層への情報アクセスの保障をいかにサポートしていくか。あるいは情報リテラシーの向上がこれまで以上に必要になるということであるとか、更には図書館を介して人と人をつなげ、価値を創出するためのプロデュース能力が求められ、まちづくりのファシリテーターとなる育成を検討するとしており、図書館の枠を超えた、これからの時代に対応できる新しい司書としてのスキルアップと新たな役割が求められるとされており、この考え方に理解をするものであります。
5、については1と2でも述べさせていただいておりますが、それぞれの施設や拠点にどのような機能持たせ、役割を持たせるかという事に加えて、市民が訪れやすく、また気軽に活用ができ、更にはどこまでもニーズに応えていくような整備や取り組みが必要であると考えております。
大阪維新の会回答
「回答しない」
無所属・議会改革回答
神原 宏一郎 さん
1. どちらとも言えない
まず、市内の多くの図書館が老朽化する中、新しく中央図書館が作られることは、大変喜ばしいことと考えます。その建設や維持に係る費用や、今後の本市の人口推計、財政見通し等を考慮すると、中央図書館を建設して、既存の全ての図書館をそのまま維持し続けることが今後の図書館のあり方や配置として最適とは思いません。また、図書館が閉館されることに伴い不便になる市民がおられるかも知れませんが、一方で、市が提示しているサービスポイントの設置により、利便性が向上する市民もおられると思います。また、不便になる市民の方へに対しては、サービスポイントの増設と共に、動く図書館の事業拡充やエリアの拡大、学校図書館の地域開放など、様々なアイデアや工夫を積極的に駆使し、対応策を講じるべきと考えます。さらに、今後の社会インフラや市民の生活スタイルの変化、技術革新等を踏まえると、これからの時代や社会、市民生活を見据えた図書館のあり方や配置が検討されることは、必ずしも市民にとってマイナスになるとは思いません。ただし、現時点では、サービスポイントがどのように機能し、また、閉館や規模を縮小される図書館の跡地の利用方法など具体的なことが示されていないことから、ご質問の点だけに対して評価や判断をすることは難しく、賛成とも反対とも明言することはできません。
2. 反対
図書館の利用が困難になることは、好ましいことではないと考えます。ご質問の中で、ご指摘のある小学生に関しては、(中学生にも言えることですが)、これまでにも求めてきましたが、学校図書館をより一層、充実させるとともに、公共図書館との連携をより一層強化することにより、学校図書館が子どもたちにとって知の拠点として十分に機能させていくことが望ましいと思います。一方、就学前の子どもたちや高齢者にとっては、身近な場である図書館が失われることは様々な課題が出てくることが想定され、動く図書館の事業拡充やエリアの拡大や、学校図書館の地域開放などを検討し、可能な限り、図書館不便地の解消につなげるべきと思います。また、高齢者向けの図書の郵送サービスも充実させていくべきと考えます。
3. どちらとも言えない
市民一人あたりの図書館費を2000円以下にするとの方針は、これまでの市の行財政改革、事業棚卸しなどを経て、図書館事業が特定事業に位置付けられた過程の中で、示されたもので、図書館費だけが削減対象となってきたものではないと認識しています。実際、全庁的に多数の事業が既にこれまでに同様の方針に基づき、費用の削減を行われてきました。そのような市の取組み、市民の方々のご理解やご協力、ご尽力のおかげで、今日の本市の財政状況はある程度の状態まで回復してこられたと考えています。その点からすると、持続可能な行財政運営を実現するために、当時の状況を総合的に判断した上で、本市が市民一人当たりの図書館費を2000円以下と目標設定されたことは、妥当であったと思います。一方で、本市の様々な努力や工夫に反する国の施策の影響や、消費増税や今日の物価高騰の影響により、当初は想定されていなかった要因で、費用負担が嵩んでいることも看過できず、そのような背景を勘案せずに、闇雲に方針通り、図書館費を削減していくことは、市民サービスの質の低下を招くことを懸念します。そのため、今後の新たなサービス展開や、これまでの図書館費の削減に対する市の総括を注視したいと考えています。
4. 反対
これまでも司書さんの人員確保や雇用条件の向上は求めてきたところであり、司書さんは、一定数必要と考えます。加えて、今後はより一層、適正配置にも注視していきたいと考えています。特に、学校図書館をより一層充実させて、小中学生がもっと利用しやすくすべきと思いますし、将来的には学校図書館の地域開放も見据えた事業展開、施設や人員のあり方も検討していくべきと考えます。
5. 反対
延床面積だけで議論することは困難かと思いますが、基本的には、延床面積が広い方が、出来る事業や施策、提供できるサービスの可能性が拡がると考えます。個人的には、延床面積よりも、サービス内容の方を重要視するべきと考えており、今後のサービスポイント等が実際に設置されてからの状況を注視していきます。
北之坊 晋次 さん
1、 どちらでもない
今、活字離れが急速に進んでいると思います。新聞購読者の急速な減少もそのことの表れと思います。一方、ネットでの情報収集に急速に置き換わりつつあることが指摘されています。ネット環境に親しんでいる年齢層の利用者が減少していることを考慮した、新たな図書館サービスの提供にシフトしていくことは必然であるとも言えます。同時に、デジタルデバイドをはじめとするネット環境のない市民へのサービス提供のため、ネット環境に頼らないサービスも引き続き提供する必要があると思います。
2、 回答不可
小学生が校区を離れてはいけないというのは無用なトラブルに巻き込まれないための指導ではないかと思います。図書館に行くことがトラブルに巻き込まれることに繋がるとは考えていません。市や域福祉などでは高齢者が閉じこもりにならないよう、様々な取り組みがなされていますので閉じこもり防止を図書館だけが担うのではなくさまざまな観点で取り組むべきだと考えます。非来館型サービスの拡充により図書館が誰でもどこでも利用しやすくなることを期待します。
3、
一旦達成したほうが良いが、その後は増加もありうると考えます。
財政難の折、経常収支比率が120%を超えるという危機的状況がありました。そこから、あらゆる部署において否応なく予算の削減が行われました。聖域を作るとそれぞれが言い訳を考え、改革が進まず財政破綻に至る危機感からやむなく計画されたものと認識しますが、職員間におけるモラルハザードととれる声が聞こえています。そのため、期限はとっくに過ぎていますが一旦達成させ、そこから仕切り直して新たな図書館への積極的な投資ができるのではないかと考えています。
4、 どちらでもない
図書館司書は情報収集のプロフェッショナルと認識しています。今、庁内のあらゆる分野でエビデンスに基づく政策立案が求められています。各部署において政策立案のもととなる情報や資料を扱える専門家がいれば、より迅速に的確な政策を立案できると思います。図書館以外での活躍の場が広がっていくのではないかと考えています。
5、 回答不能
読書振興課に確認したところ、お示しの数値の根拠が不明との回答を得ています。一般論として、極端な面積縮小は図書館サービスの提供水準に影響が出ないかと注視しています。
※回答内容を見た他団体・個人等が無断で(加筆・要約・抜粋・一部のみを含む)転載することは固くお断りいたします。公開される際にはこの点を周知いただきたく、公開内容にその旨の記述を
お願いいたします。
木村 真 さん
反対
岡町図書館の建替えは必要ですが、「中央図書館」は不要です。中央図書館といわば「引き換え」に、地域館を閉じるべきではありません。人が集まる場とするためには、一定程度の規模は必要です。申し訳程度に本が並んでいる狭い図書室に、わざわざ行く人はいません。託児サービスを開始するとも聞いています。それはそれで悪くないかもしれませんが、むしろ、「子どもと一緒に遊びながら本と親しむ」場所を拡大してほしいと思います。寝そべって読み聞かせするお父さん・お母さんの背中に子どもが乗っかって、じゃれ合いながら親子で絵本を読む。絵本を見ながら親子が遊んでいる。そういう「無駄な場所」が大切だと思います。
2. 賛成
現状の9館では、「歩いて行ける図書館」にはなっていません。減らすのではなく、むしろ増やすべきです。図書館を単なる「無料の貸本屋」と考えるから、「借りた本の返却と、予約本の受け取りができるサービスカウンターがあればそれでよい」となるのだと思います。
3. 反対
「○○の平均以下」を目指すことはばかげています。豊中市が費用を削減して平均以下となれば、平均値そのものが下がりますから、平均を超える市が出てきます。その市も「平均以下」を目指し、達成すれば、またまた平均値が下がり、また別の市が平均を超えてしまいます。するとその市がまた平均以下を目指し・・・と、結局のところ、引き下げ競争を招きます。そもそも「2,000円以下」という目標がむちゃでした。本来図書館が果たせるはずの役割のごく一部しか果たしていない現状をそのままに、コストだけを下げるのではなく、逆の方向、つまり、コストは今まで通り、あるいは少しぐらい増えても、もっと大きな役割を果たすことによって「費用対効果」を高める、という方向を目指すべきです。
4. 反対
司書はじめ図書館職員も市の職員です。市の職員の使命は、「市民福祉の向上」です。社会課題・地域課題の解決のために、図書館が、図書館職員が、果たせるはずの役割は、単に蔵書を貸し出すだけではないはずです。たとえ費用が増えたとしても、今よりももっと大きな役割を果たすことができれば、「費用対効果」で考えても、決して非効率ではありません。
5. 反対
全ての公共施設の総量が20%削減されます。図書館を「無料の貸本屋」としか位置付けていないので、「それならサービスカウンターがあればそれでよい」となります。新しく中央図書館をつくる(きれいで立派な建物ができ、閲覧のしかたなどもよく工夫されていれば、みな「良い図書館ができた、良かった」と受け止めるでしょう)ことは、結局のところ、整理縮小を受け入れさせるための「エサ」に過ぎないと感じています。
中川 隆弘 さん
1.2.
図書館は多くなるに越したことはありませんが、どの程度の個所で行うのが良いか。を財源を考えながら決定するしかありません。
図書館に予算をつぎ込むのか、それとも他の子育て支援などにつぎ込むのか、市民の利用状況で変わると思います
ただ図書館は快適に過ごせるものでなければならないと思います
図書館費の2000円について拘りません。
必要であれば以上でもかまいません。ただし運営費の節約については必要です
4.
図書館司書についても同様に必要ならば減らすことは出来ませんが、利用者がどのくらい必要性を望んでいるのかを調査すべきです。
図書館を利用してもらうためには、図書以外にも憩いの空間が必要とされ大きな建物に集約される傾向です
私は多くの市民が利用される事業に注目していますが、図書館がどの程度の役割を果たしているのか、調査出来ておりません。
是非、状況を教えていただければ幸いです
宜しくお願いいたします
回答の賛成、反対の答えは出していませんが、多くの市民が図書館の利用を求めるのであれば、私も前向きに考えたいと思います。
松岡 信道 さん
賛成
どちらか選択しないといけないので賛成としました、どちらでもない。豊中市は図書館、公民館、温水プール、老人センターなど市内に4館ずつ整備してきました。右肩上がりの時代に図書館はそれ以上の整備が進められてきました。右肩下りの時代に入り、温水プールも2つ廃止され、その他の施設もバス送迎の廃止など、サービスは縮小されています。その流れが図書館にも及んでいると認識しています。
2. 賛成
どちらか選択しないといけないので賛成としました、どちらでもない。身近な公共施設は必要です。それが図書館でなければならない、ということではないと思います。小さくても図書館機能をこども園、温水プール、老人センターなど公共施設にも複合していくことが必要だと思います。
3. 反対
どちらか選択しないといけないので反対としました、どちらでもない。他市比較も重要ですが、豊中市としての規模感はあると思います。特定事業なのでやむを得ない部分と、財政は豊かになってるので手厚くする部分は必要だと考えます。
4. 反対
どちらか選択しないといけないので反対としました、どちらでもない。私は市史に関心があるので、司書さんの役割に恩恵を受けています。司書さんが悪いというつもりはありませんが、司書さんのありがたみが納税者に伝わっていないことに原因があると思います。その努力をしてくださることによって、議会からの応援を得られると思います。
5. 賛成
どちらか選択しないといけないので賛成としました、どちらでもない。豊中市は図書館、公民館、温水プール、老人センターなど市内に4館ずつ整備してきました。右肩上がりの時代に図書館はそれ以上の整備が進められてきましたので、そもそものボリュームが大きいと思います。
自民新風会回答
自民新風会議員団
井本 博一さん・中岡 裕晶さん・北川 晶大さん
1. 庄内幸町図書館は庄内コラボ内の庄内図書館と統合の形であり影響は少ないと考えます。服部図書館については、(仮称)中央図書館の場所による影響も踏まえ様々な状況により判断されると示されている。
蛍池・高川図書館については、サービスポイント機能を残しつつ、新たな価値を生み出す方向で調整していると仄聞しております。
野畑・東豊中図書館についても自習スペースや子育て世代へのサービス拡充を図っており、限られた資源を有効活用しようと様々な工夫、検討も進めているので、現状、賛否については示せるものではない。
2. 図書館の空白地域の定義は確認できません。子供たちが校区内での行動を推奨されていることで市立図書館を利用できる児童生徒が限られているからこそ、公立の小中学校に学校図書館が整備され、学校司書が各校1名配置されていると考えております。各校区内で図書館が整備されるなど身近に図書館があれば便利であるとは思いますが、それだけの理由で、整備を続けることは財政的にも課題があると考えます。公共図書館、学校図書館が豊中市内全域をカバーしており、図書館利用に困難が生じる場合の対策として、電子書籍の活用やアウトリーチ型のサービスが必要であると考えておりますので、賛否について示せるものではないと考えます。
3. 会派として昨年10月の決算委員会や12月定例本会議で図書館費に関する質問を行った。消費税などの社会経済要因の影響や他市状況について確認をいたしました。又、質の確保に繋がる投資の必要性や図書館費の再考についても要望しております。今年度中に総括されると聞いているので、現時点で賛否を示せるものではないと考えます。
4. 長期的な蔵書の構築や専門性の高いサービス提供を踏まえ、司書の必要性や人材育成についても12月定例本会議において会派議員が質問しております。職員の配置については、市の人材育成基本方針や適正配置に基づき行われると理解しており、賛否を示せるものではないと考えます。
5. 野畑図書館は単独施設、東豊中・蛍池・高川図書館は複合施設となっている。図書館機能も含めた跡地の利活用については、地域活性化に繋がることから全体の動きとして注視して参りたいと考えており、現時点で賛否を示せるものではないと考えます。
高木 公香さん
1. △ 質問の1,2,5はある種の共通点があると考えており、その1つは財政面において持続可能な図書館運営が今後可能であるかどうか。その点について検討することと連動して、これまで利用できていたサービスをどこで補完していくのかという検討も併せて行っていくべきと考えます。その結果閉館や縮小があったとしても、その代替サービスはもとより、それ以上に魅力ある中央図書館の創設により市全体をサービスエリアと捉えて、豊中市としての図書館の在り方を検討していく必要があると考えます。
2. △ 確かに御指摘の懸念はあり得ると考えます。図書館は市民の知る権利を保障する重要な役割を担うだけではなく、居場所、教育などにも大きく寄与している公共施設であるからこそ、公共施設の中で最も利用者が多いものと考えます。一方で先にも述べました財政面からすべての公共施設を対象として管理運営体制について検討して参りました。居場所として活用できる他の公共施設の資源調査、学校図書館の在り方の見直しも併せて行い市民ニーズに即して全ての公共施設の在り方そのものの見直しが必要であると考えます。
3. 反対 私は、文教委員会において図書館日2000円を目標とすることそのものの正当性について以前から疑問を持っていたことから、近隣、同種の自治体の現状を調査することを求め答弁を頂きました。そもそも議会においても、金額のみに注目がなされ、図書館サービスの在り方など質に関する議論が疎かになっていることに危機感を抱いておりました。この機会に市民の皆様に利用したいと思って頂ける図書館サービスにするべく必要なコストがいくらであるのか検討していく必要があると考えます。質の向上には一定のコストが必要です。
4. 反対 現在も司書の人数は職務遂行のぎりぎりの状態で働いて頂いていると思っております。ICT等の活用により少しでも司書の方々の雑務負担を減らすことによって、司書の方々の持つ能力を最大限に活かせる雇用環境の整備とそれと連動した司書の適正配置を行い、司書の方が働きたいと希望される図書館の構築をめざして参りたいと考えます。図書館費削減のための司書の減員には反対です。
5. △ 先にも述べましたが様々な役割を担ってきた図書館だからこそ利用者も最も多く、それ故に面積も相応のものが必要との主張もあり得ると思います。一方で、面積とサービスの質に明確な相関関係があるわけではないですし、公共施設の使途目的によると、どうしても面積を減らせない種類のものもございます。偏に、これからも豊中市の人口が一定であり、財政も豊かな未来が保障されているのでしたら、公共施設の見直しなどそもそも不要であり、現状を維持していけばよいと考えますが、そうではない予測がなされる中で、未来の豊中市民、子ども達に過度な負担を与えない行政運営の観点からも慎重な議論が必要であると考えます。
最後に、ご質問の意図から明確な賛否を示すことができないものもございましたが、行政サービスの中でも非常に重要な役割を持ち、ニーズの高い図書館の在り方について今後も慎重に丁寧に議論することが何より重要と考えます。
市民フォーラム回答
市民フォーラム議員団としては、これまでも図書館が有する大きな可能性を市民の豊かな暮らしや学校教育に活かすべきとの立場から、公立図書館においては利便性の向上とともに、市民サービスの充実、職員配置の充実を求めてきたところです。また、学校図書館においては、司書配置や大規模校対策、図書館を活用した調べ学習の推進や公立図書館との連携を求めてきました。また、特定事業となった図書館費にかかる問題についても、議会の場で我々の考えを示し、単純に他市比較をすることの課題や、魅力ある図書館づくりに向けた投資の必要性を訴えてきたところです。
この度の「(仮称)中央図書館基本構想」には基本的に賛同する立場であり、市民とともに、魅力ある図書館づくりと、中央図書館を核とした図書館ネットワークを構築していく方向性については考えを一にしておりますが、その過程においては何よりも市民の参画と協働が重要だと考えています。
市はこの度「豊中市立図書館みらいプラン(素案)」を提示しました。様々課題があるものと認識しており、3月3日に行われた我が会派の代表質問においても、市民意見を聴取し、それをまとめる最中に、あたかも一部図書館の閉鎖を前提としたような予算案が提示されたことを問題提起しています。
一方、その答弁でも明らかになりましたが、この間の市民の皆さんのご意見については市としても受け止めながら、プランの策定をめざすとのことですので、現時点においてはその作業を見守ることといたします。
本件は個別事案ごとに単純に賛成・反対だけで論じられる問題ではなく、総合的な図書館行政と全市的ネットワーク構築の観点から検討していく課題であるため、本アンケートへの直接の回答は控えさせていただきます。今後、常任委員会での審査が始まること、現在プランが策定過程であることも踏まえ、会派としては、今後も市民の皆さんからのご意見を伺いながら、また、豊中市の図書館行政の歴史と経過を大事にしながら、魅力ある図書館づくりに尽力してまいる所存です。
市民フォーラム議員団
大町 裕次さん・宮地 和夫さん・白岩 正三さん・大石 利彦さん
日本共産党回答
五十川 和洋さん
1.反対
2.反対
3.反対
4.反対
5.反対
斉木 澄江さん
1.反対
2.反対
3.反対
4.反対
司書をへらさんといてほしい 非正規雇用にせんといてほしい
5.反対
おかしい。文化の削減だ。子どもたちの楽しみをへらさんといてほしい
出口 文子さん
1. 反対
岡町図書館の建て替えは行われても必要と考えますが、大きな必要以上に派手な箱物はいりません。二つの図書館は縮小せず現状維持すべき
2. 反対 服部図書館をなくすことには大反対です、多くの方の声を真摯に受け止めてほしい
3. 反対
同規模市と比べて現在の豊中市の一人当たり図書館費は高くありません。これ以上減らす必要なし
4. 反対
専門職を減らすことは図書館サービスの質の低下につながります。
5. 反対
公共施設は市民のために増やしていく必要があるのに逆行するものです。コミュニティー形成の場としても市民にとって公共施設は求められています。
松下 三吾さん
1.反対
2.賛成―身近な図書館残してほしい 反対―空白地域が広がること
3.反対
4.反対
5.反対
候補予定者の 回答 (原文のまま掲載)
公明党 回答
現職議員と同じ
大阪維新の会回答
現職議員と同じ
無所属 回答
坂口 雄太 さん
1. 反対
現在の市内各図書館は建設・開設から時間が経過した施設が多く、老朽化・施設の陳腐化が課題となっています。こうした施設の更新を行うとともに、図書館をさらに価値の高い施設とすべく、図書館を本の貸し借りのみにとどまらず、イベントの開催・地域の歴史研究や課題解決の場として高度な知の拠点として再整備することが必要です。そのためには、限られたリソースの選択と集中が必要となります。一方で、これまで図書館が身近であった地域においては引き続き本へのアクセスが身近に確保できるよう、サービスポイントにおける蔵書配置や移動図書館の巡回など必要な措置をとるべきです。
2. 反対
身近な環境での本へのアクセスを担保するため、サービスポイントについては、受け取り・返却機能のみではなく、一定数の蔵書を置くべきと考えます。サービスポイントへの本の配置・動く図書館の充実によって、従前と同等程度の本へのアクセスを担保する必要があります。
3. 賛成
まず、一人当たりの費用が下がったことによってサービス水準が低下したとの言説は正鵠を射たものではありません。蔵書数は近年一定の水準で推移し、レファレンスサービスやビジネス支援事業、市民との交流件数も増加傾向にあることから、図書館のサービス水準は一定担保されているものと考えます。そのうえで、図書館費の低減はWEBでの予約増加、本の電子管理などによる効率化が主因であり、サービス水準の大きな低下は見当たりません。今後も予約・貸出・蔵書管理といった定常業務のデジタルシフトを進め、より効率的な図書館事業の運営を図ることが必要です。
4. 賛成
蔵書の貸出件数が横ばいで推移する中、図書館のサービスの中ではレファレンスサービスの伸びが続く傾向にあります。そのため、司書の役割も貸出の受付・蔵書の管理にとどまらず、イベントの開催・市民との交流促進・地域文化の研究など高い専門性が求められる分野に力を入れる
ようシフトしていく必要があります。貸出や返却、検索、蔵書管理などの定常業務は電子化・省人化を進めたうえで、上記のような役割に司書を再定義すべきです。高い専門性を有する司書を高い報酬で採用し、中央館・地域館に集中配置したうえで知の拠点として市民と協働し、高度な研究や文化活動の力となる体制を築く必要があります。
5. 賛成
公共施設の運営は面積のみの観点からは評価できませんが、前提として人口減少の中で余剰となった公共施設については適正な規模での行政運営からの観点から縮小を行っていく必要があります。図書館を集約・高機能化する中でこうした効率化は必要です。
坂本 まり さん
1.反対
図書館は、市民にとって非常に重要な公共施設であり、教育や文化の発展に欠かせないものです。豊中市では市民団体と市が協力して図書館の文化を醸成してきた歴史があります。それが「子育てしやすいまち」「暮らしたいまち」にとして選ばれる自治体として存在してきたことに貢献してきていると考えています。
中央図書館基本構想は、岡町図書館の老朽化に伴う中央館の新設からスタートしたものです。その計画には「公共施設マネジメント」としての「豊中市公共施設等総合管理計画」も関係してくるものであり、少子高齢化や建物の老朽化対策に多大な経費負担がかかることが予想されるため、2040年度までに計画的に公共建物施設を2014年度に比べて80%程度までに削減するとしています。
今回の図書館再編計画は、それに加えてコロナ禍による利用者数の減少もあげ、複数の図書館を閉館しようとしています。減ったことが主な理由である場合には、先に市民のニーズに合わせた利用向上対策を図ることが必要です。
図書館を閉館することによって、地域の文化や教育の発展にマイナスの影響を与える可能性があります。また、図書館が身近にないことによって、子どもたちの読書習慣や情報利用能力が低下する恐れもあります。豊中市には市内に充分な児童施設がありません。小学生は校区内でしか子どもたちで動けませんが、雨の日などに子どもたちが気軽に集える公共施設がない地域もあります。
一方で、財政的な理由から公共施設を削減する必要も理解できます。しかし、その計画は効率的かつ適切な移行計画が必要であり、受益者である市民の同意が必要であると考えます。先に挙げた「公共施設マネジメント」においては、「特に市民の安心・安全確保に不可欠なものや法令必置であるものは現状維持を原則」とするとあります。
結論として、「図書館」を減少させる計画は、中長期的にみて「子育てしやすいまち」という文教都市ブランドを捨ててしまう行為であり、子育て世代の減少=納税者の減少及び転入人口の減少を招くと考えますので反対です。
2. 賛成、反対
図書館がない地域が増えることは、知識や文化の格差を広げることになります。本との出会いは、知識や教育のためだけでなく、文化的な豊かさや生活の質を高めるためにも重要です。自治体のなかには、自宅から徒歩圏内に図書館が充実している、空白地帯がないところも存在します。豊中市の図書館数は現在8館ですが、同じ人口規模である富山市は26館、千葉県の柏市は18館あります。
特に、子どもたちにとって図書館は、本を手に取ることができる貴重な場所であり、知的好奇心を刺激する場でもあります。また、高齢者にとっては、身体的な制限があるために外出が難しい場合もあるため、身近な場所で本を読むことができることが大切です。
市は利用者数の少ない図書館を減少・閉館しようとしていますが、図書館の利用者数は貸出数だけに現れるものではありません。新聞を読んだり、調べものをするなど、貸出には現れない利用があります。サービスポイントとして受取返却に特化した機械だけを設置するというのは、図書館とは言えません。もちろん、駅などにそうした機械があると便利であると考えますが、閉館したあとに設置するという趣旨ではないと思います。
私自身は、地域に図書館が残ることが望ましいと考えます。図書館は、誰にでも開かれた貴重な場所であり、文化的な活動や学習の場としても重要な存在だからです。
結論として、身近な図書館を残すことには賛成、空白地帯が増えることは反対です。
3. 反対
図書館は、市民にとって非常に重要な公共施設の一つであり、その費用削減は、市民の文化的利益に悪影響を与える可能性があります。図書館の予算をさらに削減することは賢明な選択ではありません。
市民一人当たりの図書館費を2,000円以下になるように予算を削減することは、市民にとって不利益をもたらす可能性があります。2,000円の根拠として、中核市の平均額を提示されていますが、中核市は人口20万人以上の都市ですから、人口40万人の豊中市と比較すること自体不適切です。図書館は、学習、娯楽、情報収集の場として、市民にとって非常に重要な施設です。図書館のサービスが低下することは、市民の権利を侵害する可能性があります。
結論として、図書館事業を特定事業として、市民一人当たりの図書館費をさらに削減することには反対します。むしろ、市民の利益を考慮し、図書館費を増やすことを提案します。
4. 反対
司書は、図書館の核となる存在であり、多くの重要な仕事を担っています。図書館のレファレンス機能(利用者からの質問に対して知識と経験を元に本や資料へ導くサービス)や地域の生活情報を提供することなど、司書の役割は非常に重要であり、図書館に欠かせない存在です。図書館費の削減によって、司書を減らすことは、図書館の機能を低下させ、市民にとって重要なサービスを提供できなくなる可能性があります。適切な選書にも関わります。図書館を貸本屋にしないよう、良質な図書館を作るためには司書の数を減らすことは望ましくないと考えます。
結論として、図書館事業を支える司書の数を減らすことには反対します。司書は、図書館の多様な仕事を担う重要な存在であり、市民にとって重要なサービスを提供するために必要です。
5. 反対
1.の質問でも回答しましたが、「豊中市公共施設等総合管理計画」における老朽化対策には同意します。近年、自然災害が多発する中で、建物の耐震化を含めた老朽化対策は極めて重要です。しかし、同計画における社会的状況の前提条件では、2040年の豊中市人口は現在よりも6万人の減少と見込んでいます。全国的に少子高齢化が進んでいますが、一自治体においては直接的に少子高齢化が直撃するのではなく、転入と転出のバランスも重要なファクターです。1980年の豊中市の年少人口(0~14歳)は24.4%で全国平均の12.8%と比べ、とても高い状態でしたが、2020年では12.4%で全国平均の12.8%を下回っています。すでに「子育てしやすいまち」の価値が下がってきていると懸念しています。魅力を取り戻すためには図書館という公共施設は削減でなく、増強へとシフトチェンジすることが必要であると考えます。
結論として、図書館の面積削減には反対します。
たるみ たけし さん
公開質問状に対して、私の考えを示したいと思います。公開質問状には賛成、反対の項目がありましたが、これまでこの議案について議論してきた経過に関わっていないことから、今後についての考え、としてお伝えしたいと思います。
公立図書館は、市民が平等に利用できる場所であり、市民の知る権利を守る場所であると考えます。図書館は、儲けを産み出す施設ではないので、コストのみで議論するのではなく、市民にとって、いくつになっても、どんな状況におかれても、利用でき、学ぶことができ、知ることができる場所であるべきと考えます。
高齢者にとっては、歩いて行ける身近な図書館は健康面でも、地域とのつながりを感じる重要な場所でもあります。子どもにとって、図書館は本を身近に感じることができ、好奇心を満たすことができる重要な場所です。「みらいプラン」が策定されても、それで終わることなく、よりよい図書館を創りあげていくために議論は続けなければならないと考えます。
市民サービスを低下させることなく、誰もが気軽に、簡単に利用できる図書館に向け、議員となった際にはしっかり議論に臨んでいきます。
自民党 回答
織田 しょうご さん
時代情勢を踏まえますと、公共施設の一定の規模縮小はやむを得ないと考えます。一方で現在の本の貸し借りを中心とした図書館から、子育て等に寄与する施設やカフェ等といった、複合的な要素を持つ洗練された図書館のような時代の要求に即した図書館を創っていけるよう取り組んでまいります。
当初、閉館を検討されていた図書館のうち、存続する方向で調整されている図書館もあります。極端な図書館の削減には反対ですが、出張図書館や全国的に進んでいるデジタル図書館等の普及にも取り組んでまいります。
事実として市民一人当たりの図書館費を2000円まで下げるという議論は少し古いものであると認識をしております。いずれにしても市民の皆様が少しでも使いやすい図書館になるよう、限られた予算を有効活用してまいる必要がございます。そのために予算ありきではなく、市民の皆様が納められた税金をどのように活用するのか、慎重に検討してまいります。
司書は必要数配置すべきであると考えております。先述した通り、予算ありきではなく、大切な税金の有効活用に努めてまいります。
こちらも事実として、現床面積の計算に不備があると認識しております。いずれにしても、デジタル図書館等の取り組みが進んでいる中でございますので、面積そのものに縛られることなく、市民の皆様により良い環境をご提供できるよう柔軟に取り組んでまいります。
日本共産党 回答
佐々木 美穂 さん
1. 反対
三和町と幸町の図書館が庄内コラボセンターに移転、統合されたことをいまだに知らない人がいる。南部地域の市民からは「見捨てられたな」という声も多く聞かれる。コロナ禍で貸し出しが減ったのは当然ですし、コロナ禍を理由に市民への説明、周知が不充分なまま計画を実行することは許されません。
2. 反対
図書館はこれまでこども園入園前は子育て支援の場として、こども園でも子ども達と一緒に絵本や紙芝居を見に行ったり借りに行ったり、高齢者にとっても歩いて行ける場所にあるからこそ「図書館だけはなんとか行けてた」と閉じこもりや老人性うつ症の悪化防止、介護予防にもつながっていました。どの世代にとっても身近な図書館が必要とされています。
3. 反対
コロナ禍で教育の場でも一気にデジタル化が進み、授業でもパワーポイントなど画像を見ての内容が多くなり、紙の図書を使う機会を減らされている印象をもっています。デジタルだけでは読む力もつきませんし、図書は学びに不可欠な情報源です。高齢者もデジタル化には対応が困難です。図書館費の予算減、サービス低下は学習や探究、心のよりどころさえ妨げられるのではないでしょうか。
4. 反対
学校での学習の際も担任や子ども達だけでは資料を探すだけで時間がかかってしまうが、司書がいることでたくさんの知りたい情報を提供してもらい、スムーズな学習、まとめる時間などを作ることが可能となっている。司書は人と本をつなぐなど重要な役割をもつ専門職員であり減らすべきでない。
5. 反対
中央の図書館だけ大きくなっても、身近で歩いて行ける図書館がなくなれば意味がない。前述のように市民にとって必要な図書館を減らし大幅な面積縮小は市民の要望と逆行する。今ある図書館を修繕するなどの計画見直しが必要だと考えます。
山端 光子 さん
反対
新しく作ることは良いことだと思いますが、3館閉館2図書館縮小には強く反対します。東豊中図書館を利用している方々も「知らない 困ります」の声を今なお聞きます。近くにない地域で家の一室を開放して「子どもたちに落ちついて本に親しんでほしい」としている方々からも閉館、縮小に反対されています。市民の財産です。
2. 反対
歩いていける身近な図書館は本に親しむだけでなく、親子のコミュニケーションの場になっています。高齢者にとっても大切です。視野の広がる場が大切です。電車あるいはタクシーを使ってとなると外出するのも億劫になります。身近であってこそ利用できると思います。
3. 反対
北摂近隣市と比べても豊中の図書館はけっして多いものではないことは、市議会の議論で知りました。「豊中教育文化都市」として誇りこそ持てるよう維持さらに増やすことを望みます。
4. 反対
図書館行政を後退、縮小すべきではありません。
5. 反対
市民の運動の積み重ねで今なおさらに大切にされている財産を数字と机上の計画で減らしていくことに反対。市民サービス低下、民間業者に財産がうばわれる気持ちになります。改修、改善こそすべきです。
山本 いっとく さん
反対
子供を育てている方から高齢者まで、身近で歩いていける図書館だからこそ利用することができるという声がたくさんあります。その声に行政はしっかりと答えるべきです。
2. 反対
蛍池図書館の閉館で、市内北西部は図書館が身近にない場所が拡がってしまいます。このエリアは小中学校だけでなく高等学校もあり、子ども達の教育のためにも空白地域が拡がることは問題です。
3. 反対
当初の中核市平均の根拠がもはや成り立っていないと思っています。
4. 反対
サービスポイント化で司書のいない図書サービスでは図書館ではありません。司書がいてこそ学校連携なども成り立ちます。減らすことは問題です。
5. 反対
文教都市豊中として図書館を市民の声や運動で増やしてきました。その豊中で、大幅な面積の縮小には反対です。
和田 まなみさん
1.反対
図書館は市民の知りたい、調べたい、という学習権を保障する大切な機関です。国の言いなりで方針も決めて実行しようとする豊中市の「公共施設等総合管理計画」による図書館の縮小や廃止に反対です。
十分な周知もなく、市民の納得のいく説明もない計画は議論を深め、見直しが必要ではないか、と考えます。
2. 反対
豊中市の図書館は、子供たちに本を身近に感じて欲しい、という思いから運動が広がり、様々な形でたくさんの人に本に触れる機会を保障し、拡充してきた文教都市の歴史があります。図書館は調べ物や学び、交流・表現の場としても大切です。図書館の縮小や廃止に反対し、市民がより文化的にも豊かに暮らせるよう応援していく市政にしたいと考えます。
3. 反対
今、国政でも自公政権は国の財政規模が拡大しているにも関わらず、地方財政を支える財源がなかなか保障されていないのが現状ですが、図書館の予算を減らすとうことはサービスも低下してしまい、利用者も減る、という悪循環が生じます。文化や教育を大切にする豊中市で、図書館費を下げ続けることは反対です。人件費や資料費など、自治体として図書館や文化を守ることにも予算が行き届く豊中市にしていきたいです。
4. 反対
図書館で様々な専門性を発揮し、働く司書が非常勤で不安定雇用であったり、人数の削減の対象になることは、人手不足や労働環境の悪化につながり、サービスの低下、利用者の減少、また図書館費削減、と悪循環に陥ると思います。市民の学びたい、知りたい気持ちに答える上でも、市は、司書の雇用の安定を図り、人数を増やすことが重要ではないかと考えます。
5. 反対
この強引な図書館の縮小や廃止は、市民の財産や文化を蔑ろにしているとしか思えません。市の公共施設総合管理計画では、根拠に、人口が6万人減る、となっていましたが人口は減りません。公共施設の削減を狙う市政に異議を唱えます。自治体として、市民の安全やいのち、暮らし、文化を守る役割を果たすべきです。
参政党 回答
谷 浩一郎 さん
反対
そもそも行政の事業が「利用者、貸し出しが減った」などの理由で閉館するのがあまりにも滑稽。民間企業ではできない非効率なことを市民のために遂行するのが行政の役割です。
2. 賛成
歩いていける距離に図書館を設置すべき。市民の交流の場として、図書館のような施設はかならず市内にまんべんなく存在しなければならない。
3. 反対
なぜそこまで削るのかが分からない。断固反対。「身を切る改革」のような新自由主義の言い分は聞くに堪えない。
4. 反対
市民のための良き図書館として、司書は絶対必要。図書館はまさに「知と文化の拠点」であり、市民との懸け橋となる司書の重要性は言わずもがなと考えます。
5. 反対
長尾 ゆうすけ さん
1. 反対
2. 反対
3. 反対
4. 反対
5. 反対
回答が遅くなり、誠に申し訳ございません。
どうぞ、よろしくお願い致します。
馬場 正敏 さん
反対
図書館が身近にあるからこそ、書籍等に親しみ、乳幼児の絵本、ヤングアダルト、学生、青年、社会人、高齢期など教養•調査研究•知的好奇心•介護予防など、市民の健康で文化的な生活が保障されると考えます。単に一時的な利用者減を判断する材料に利用するのは、閉館や縮小ありきの理由づけにすぎず、本質を見誤っています。よって、反対です。
2. 賛成
子どもは学校図書館だけでなく、地域図書館を利用することで視野が広がります。学ぶことの楽しさは、無限に広がります。高齢者にとっては、フレイル予防にもつながります。よって、身近な図書館機能は残すべきです。
3. 反対
教育や人材育成にもつながる図書館事業をカットしていくのは、文化都市豊中を守っていく方向に逆行しています。
豊中を守るために、今の豊中を変えていく必要があります。
4. 反対
司書の役割は、非常に重要なです。いわば、「本のソムリエ」とも言える専門性ある豊中市民の財産です。単に本の整理分類や貸出業務だけが、図書館で働く職員の役割ではありません。司書削減の前に、公立図書館の果たすべき役割と目指すべき姿の議論があってこそ、司書の存在価値がクローズアップされるのではないでしょうか。よって、安易な司書削減には反対です。
5. 反対 単に数値目標だけが掲げられて、意義や役割、内容の議論がされぬままに、市役所と市議会の現場を知らぬ机上のが議論だけで物事が進められているようにしか感じられません。市民の立場で、西丘小学校建替え時に、図書館を核とした教室配置を対市要望したり、千里コラボして建設計画時に絵本コーナーの充実及び乳幼児専用トイレ設置やヤングアダルトコーナー設置など要望がして、実現しましたが、このような取組みは一定の面積があったからこそ機能向上で実現できた者です。政治家のためではなく、市民のために、何が大切かを考えていける豊中市であってほしい。今そして未来の子どもや若者のために。よって、大幅な縮小に反対です。
れいわ新選組 回答
山田 さほ さん
1. 反対 「豊中市立図書館みらいプラン(素案)」では、その理由に利用数の減少をあげています。コロナ禍の影響が少ないとして2019年度を比較の対象としていますが、不適切です。
2. 賛成 サービスポイントに選ばれた図書館は、貸出数は少ないかもしれないが、図書館を居場所として利用している人が現にいます。少数者を切り捨てておいて、すべての人の「わたしの図書館」をめざす、とは言えないでしょう。
3. 反対
市が図書館費用を2000円以下に削減することは不当であると考えます。
「図書館への投資は民主主義定着への投資」と言われます。他市に比べてもその低さは異常だと思われます。
効率的な図書館運営として、一人あたりの図書館費の抑制をあげますが、市民の文化的生活を豊かにするために、むしろ図書館費を増やす方向が大事だと考えます。
4. 反対
レファランス機能は、図書館に欠かせないものです。体験からも、司書さんから多くのアドバイスや示唆をいただき、たくさん助けられました。読書意欲も増えました。特に子ども、青少年にとってはレファランス機能は、図書館に欠かせないものだと考えます。文教都市、豊中にとって司書の存在は重要です。
5. 反対
図書館は市民にとって、重要な知との出会いの場所であり、ほっとする空間、癒される空間です。市の施設の中で、最も利用される施設であるという調査結果から考えても市民にとって大切な場所です。面積縮小は大変遺憾なことだと思います。